牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

高いワインを飲んでいるのは松山市、東京、甲府、札幌?

2025-02-19 13:31:39 | 附属酒類経済研究所



ニュースで、総務省の調査での地域別の消費額で、福井市の油揚げ・がんもどきで全国一位V62を達成、ということをやっていました。
これ、「家計調査」という統計調査ですね。餃子の一位争いとかがよく話題になりますよね。


でも、ウチは酒問屋です。お酒でどんなことがわかるか。
経験上、「地域性」という側面と「世帯構成」「外食するしない」などの要素もあって一概に判断できないのですが、統計表をちょっとひねってみました。

具体的にはそれぞれのお酒の種類で、「1ml当たりの単価」というのを出してみた。
つまり、どのくらい高いものを飲んでいるのか、ということ。


まずは清酒。




地域=都道府県庁所在都市&政令指定都市で、順序は名前の昇順なのでちょっと見難いですが、右端の和歌山市が低いことや、北九州や那覇市、大阪市、佐賀市、などが高いように見えます。ちなみに最も低い和歌山市と最も高い那覇市の比率は1.9倍です。
那覇市の場合、清酒は本土からの輸入?になるのでそのコストが高いのでは、と思いますが、その他比較的西日本が高い気がするのは何故なんでしょうね(むしろよく飲む東日本が安い?)。

で、ビールはこう。





清酒に比べ横並び感が強いですね。実際最大と最小の比率を見ても1.1と、あまり変わりがありません。
その中で清酒が安めだった和歌山市がビールも安めなのは何故なんでしょう?

そしてワイン。





ワインの場合、スーパーに行っても色々な価格帯のものがあるので差が出そうですが、確かにビールはともかく、清酒に比べても差がありますね。
最小の北九州市と最大の松山市の比率は2.4もあります。
東京が高いのは判る気もしますし、札幌や甲府などは地元産のワインを飲むから?という気もしますが、松山市が高いのは何故なんでしょうね?
(因みにビールや清酒ではむしろ低めだし)

松山といえば子規や漱石、道後温泉などですがワインには関係ないし、謎は深まるばかりですね。



★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★


酒ブログランキングに再度エントリーしました。

←クリック頂けるとうれしいです。





応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする