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ジョギングで上野辺りを走っていて、思い立ってスパイスを調達しにアメ横へ。
ちょっとアメ横をぶらぶらし、マルイ裏駐車場の園芸売り場を覗いたり。
この辺り、有名な立ち呑み屋さんロードなのですが、その中でも開いている店と開いていない店があるんですね。
上の写真は山手線ガードに向かって右サイド。
有名店「大統領(ここ、お仲間の卸先ですね)」と老舗の「立飲みカドクラ 」が並んでいるのですが、大統領は大繁盛で、カドクラは休業中。
カドクラさん、良いお店ですよね。
数年前、上野公園のマラソン大会の帰りにご褒美乾杯!で寄ったのを覚えています。
こちらはそのお向かい、「立飲み たきおか」と「かのや(ここは入ったことはないけど居酒屋?)」の並びですが、「立飲みたきおか」は閉まっていて、「かのや」は営業されています。
「カドクラ」の前には貼り紙がありました。
「私達の大切なお客様へ」と記されたこの貼り紙。
曰く
「確固たるエビデンスもないのに飲食店へのこの厳しい要請は、理不尽で到底納得のできるものではないですが、弊店はその要請を守り現在も休業中です」
こちら、コロナ禍でもお酒の提供がOKだった頃はバッチリ消毒しディスタンスをとったりと、一人飲みなら安全でしょ、というご努力をされていましたから、エビデンスなしでの要請には本当に頭に来ますよね。
その中で、苦しい心持も吐露されています。
「近隣店舗は当初から自粛無しで営業している店、最近アルコール提供営業を再開した店など色々あり、心揺らぐ事もありましたが、弊店は今後も頑なにこの要請を守り休業を続け、地域の安全に寄与して参ります」
正直、エビデンスなし、オリンピックやバッハ会長の銀ブラはあり、という矛盾に満ちた状況では、厳しい厳しい飲食店さんが営業するのが悪とは言い切れませんし、例えば家族などでこうしたお店に入るのも間違っている、とは言えないと思います。
ウチ運営のインテリジェントロビー・ルコも苦しみながらも自粛中なのですが、向こう三軒両隣のお店の中で結果的に対応が違ってしまう、というのは、お店同士、お客さんの中での「分断」が生まれそうですね。
この十年二十年、経済的な格差が広がり、それが価値観の違い、そして社会階層の違いとして顕在化してきましたが、今回のコロナ禍では、お上が主導してこうした心の分断を引き起こしています。
本当に、つらいですね。
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