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昨夜、帰りがけに事務所でざっと見した業界誌に「シェリー樽熟成の日本酒」という文字が出ていました。
お腹もすいていたので詳しく見ずに回覧に回してしまったのですが、樽酒推進協議会としては気になるニュースですね。
(嘘です、そんな協議会はありません、が、樽酒ラバーです
「確か小山本家さんだと、、」と改めて調べてみたら、ありました。
小山本家さんグループ傘下の「浜福鶴」さんの「絲 ito 」というお酒。
日本の伝統と匠の技が織りなす世界を表現したシェリー樽熟成特別原酒。
日本酒づくりの歴史のなかで培ってきた原酒を樽のなかで幾度もの歳月を重ねて熟成させました。樽ごとに異なる個性豊かな原酒をブレンドすることで、華やかな香りと奥行きのある調和した味わいが特徴の逸品です。
なるほど。。。。
いわゆる樽酒は、杉樽に詰めてから数日で結構な樽香が付きますし、味も変化します。それを考えると、シェリー樽に入れ、しかも熟成させたらかなり味も変化するでしょう。
ちなみに、味わいなど表示事項はこんな感じでした。
色:琥珀色
香り:レーズン、杏子、熟成した樽の香り、甘やかなウッディネス
味わい:米由来のふくらみのある甘味、心地よい酸味、やわらかい味わい
余韻:繊細、やさしく穏やかに続く余韻、ほのかなオーク
樽の種類:アメリカン・オーク仕様のシェリー樽
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分:25度
容量:750ml
アルコール度数25度というのはずいぶん高い度数ですね。
酒税法上は清酒ではなくリキュールになってしまいますが、これはシェリー熟成をするのにその度数が最適という考えなのか、あるいは「敢えて」清酒にしない、という考えなのか、どちらなのでしょうか。
後者はかなり斜に構えた見方(スイマセン)ですが、これ、売れ出したり、真似をする人が出てくると、色々な意見がありそう。
肯定的な立場からすると、「(テロワールだのなんだのワインをお手本にしている視点からは)ワインだって樽熟成により変化をつけている」とか「熟成古酒という視点からはシェリー樽熟成だってアリ」とか、の意見でしょうか。
一方、否定的な立場で考えると、「清酒の伝統にはそんなものはないよね」とか「清酒の味わいをそんなものでキメるなんて」とか。
ただ、どちらの立場での意見も、言った本人にブーメランで返ってきそう。
「(テロワールだのなんだのワインをお手本にしている視点からは)ワインだって樽熟成により変化をつけている」
⇒そもそも日本酒の技術の進化は「良い米」と共にあったはずで、「テロワール」なんでワインをまねた物語づくりのお遊びでは?
「清酒の伝統にはそんなものはないよね」
⇒日本酒は伝統よりも技術を追ってきたんだし、花酵母とか、酵母もセレクトしているし、そもそも今の樽酒は必然的な樽酒ではなく、樽で風味をつけるという意味では同じでは?
肯定派と否定派の議論になってしまうと、度数は別にして酒税法上どうなの、とかいう議論にもなりそうだし、ここは清酒清酒と前面に出さずに、まずはリキュールで、ということも考えたくなりますよね。
(酒税法上の点は、調べてみたいです)
でも、いいんです。うまい酒、下さい。
(あ、自分は、否定側の意見は独りよがりな方々が多そうな気がしてます)
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