甲府とか勝沼ではなく、大阪です。
1億円で購入、大阪市がワイン関連収蔵品競売へ
大阪市は15日、2008年3月で閉館した文化交流施設「ふれあい港館」(住之江区)の展示品だったワイン関連の収蔵品計24品目を、インターネット大手「ヤフー」の官公庁オークションに出すと発表した。
このうち、紀元前720年頃の大型水がめ、18世紀頃の陶製ワイン樽だるを含む「アンティークワイン関連陶器、カップセット」はかつて3500万円で購入。24品目の買い取り総額は1億円だったという。
市によると、1995年に同館がオープンした際、米国のオークションや海外の都市で買いそろえた。閉館後は、市が運営する「なにわの海の時空館」(同区)で収蔵してきたが、時空館も昨春に閉館し、売りに出すことにした。
入札に参加するための申込期間は、16日午後1時~2月5日午後2時。問い合わせは市港湾局経営監理担当調達グループ(06・6615・7716)。
-YOMIURI ONLINE
この「ふれあい港館」というのをググってみると、その名もずばり「ふれあい港館ワインミュージアム」という、ワインの博物館だったとのこと。
大阪市のHPから
この「ふれあい港館」は、1995年に大阪・南港に78億円をかけて建設され、その際、海外の食文化を知ってもらおうと、「ワインミュージアム」を併設。
目玉となる展示品?として、「シャトー・レオビル・ラス・カズ」(1868年)、「ロマネ・コンティ」(1921年)などのビンテージワインを一括購入し、地下貯蔵庫で保管・公開することにしたそうです。
で、そのワイン、ネット情報によれば、
シャトー・レオビル・ラス・カズ(1868)
シャトー・マルゴー(1900)
シャトー・オー・ブリオン(1937)
シャトー・ムートン・ロートシルト(1945)
シャトー・ペトリュス(1949)
シャトー・ラトゥール(1982)
シャトー・トロタノワ(1986)
ロマネ・コンティ(1921)(1989)
ラ・ターシュ(1989)
グラン・エシェゾー(1989)
うーん、バブル。
(ところで、冒頭の記事には「ワイン」そのものの表現はありませんでしたが、これらビンテージワインはもう飲まれてしまったのか、あるいは既に競売に出されてしまったのでしょうか?)
で、らしいのがその後で、ワインが温度や湿度の加減で劣化しやすいことに配慮し予約制とし、公開人数がを限定され、こうした影響もあって、年間40万人を見込んだ入場者数は1年目から5万2,000人にとどまり、2003年度には8,000人にまで落ち込んだ、そうです。
結果、冒頭の記事のように2008年に閉館し、今に至っているのだそうですが、実は2011年に建物自体が売りに出されているようです。
で、結果も出ていて、7億1千万円(入札予定価格:6億4,950万円)での落札。
78億円という整備事業費の10分の1以下となってしまいました。
落札者は「学校法人上田学園」となっており、wikiによれば、現在はこの学校法人の学校施設になっているようです。
大阪市といえば、以前の平松市長時代のあれやこれやが、橋下市長になってから表に出てきていますが、他の自治体にもこんなものがあるのでしょうか?
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