なんだそうですが、駆け込み消費があった10月は8割増なんて言っていましたから、実質的には減っていないのではないかということになります。
いろんな調査でも現実に禁煙した人がそれほど多くないという見方もあって、JTの株価は上がったのだそうです。
しかし、本当の動きは、これからだと思います。今は買いだめしたものを消費していて家計への痛みを感じていないかもしれませんが、ストックが尽きて、かつてない値上げ幅のタバコを買う時にそれが継続するかどうかです。
これまでも、値上げ時に相当の喫煙人口の減少を見ているのが、実態です。その例でいけば、大幅な減少は避けられません。
一方で、これまで漸減してきた喫煙人口も、いつかはヘビーユーザー層に突き当たり、減少ペースが鈍るという考え方もあります。
どっちに転ぶか分かりませんが、一度道筋がついた流れは変えようがないように思います。年を追うごとに喫煙環境が厳しくなるのは必至ですから、喫煙者、事業会社とも、うまい具合に折り合いをつけながら、軟着陸ができるといいと思います。