自分の身体なんだから自分の思うように動かせて当然と思いますが、なかなかそうは出来ないのが実際のところです。
自分たちの子どもの頃もそうだったのかもしれませんが、最近の子どもの方がその傾向が強いように思います。それは、自分たちの方が優れているからということではなくて、前にも何回か書いていますが、遊び方や生活の違いによるものでしょう。
昔は当然ゲームもなく、子どもたちは外で遊ぶのが当然でした。それも、今のように車や怪しい人に気を付けてなんてことも言われず、いろんなところで好き放題でした。時には命にかかわるようなこともありました。まだ泳げないような頃に近所の沼に遊びに行って、誰かが目の前で沼に落ちたことがありました。周りにいた皆で必死に持ち上げて事なきを得ましたが、たぶんその後大目玉だったのだと思います。2階くらいの高さから飛び降りるなんてこともしょっちゅうでした。
やりすぎなこともありましたが、日々の遊びの中でいろんな身体の動きをすることで自分の身体を操る感覚を身につけていたと思います。
その頃と比べると、本当に今は、子どもなのに驚くくらい身体の使い方が不自由です。不幸にも身体に障害を負って不自由なのではなくて、使い方を開発をされていないがゆえの不自由さです。折角、いろいろ使えるように出来ているのに本当にもったいないことです。
かといって、今さら昔のような無茶な遊びを奨励するつもりもありません。しかし、せめて自分の身体を自分で操る感覚に気づいてほしいですね。今の子どもたちを見ていると、あまりに自分の動きに無自覚だと思います。
走り方、投げ方、捕り方、スイングなど、いろんな癖があり、それを指摘しても、なかなか直りませんし、意識している風がありません。前にも書いたことがあるように、昔は、遊びでいろんな身体の動きをしていただけではなく、憧れのプロ野球選手の真似を必死でしたものですが、真似をするということは、自分の身体の動きを外から眺めるような自覚がないと出来ないことです。今もどこかの金融機関のCMで長嶋選手の真似をしていたサラリーマンが出てきますが、誰もそうした真似をすることで自分の身体の動きに対して非常に自覚的になっていたのです(物まね芸人の人も同じだと思います)。
昔のような無茶な遊びをしなくても、自分の身体をどう使うかについて意識することは絶対に出来るはずなのです。もっと、真剣に自分の身体と向き合ってほしいと思います!
今日のジョグ
今月初の長めのジョグに出ましたが、やはり走り込みの足りなさは明らかで、まだまだ本調子にはほど遠いです。地道に毎日走るしかありません。
1時間55分06秒 18.2km