管理人の倅が散ドラに入団したのは、小学校3年生の12月のことです。最初の頃は、試合に行くチームとは別行動で基礎練習の指導を受けていました。そして、チームに帯同するようになったのが、4年生になった今時分でしょうか。
当時の6年生はレベル的にもそこそこ揃っていましたが、5人しかいませんでした(他チームはレベルの揃った6年生でナインを組めるチームが大半でしたが)。そして、5年生が3人でした。ということで、必然的に4年生枠が一つあったわけです。
そのため、カズマ、マー、倅の4年生3人が交互に試合に出るようになりました。3人とも頭一つ抜け出ることなく、代わる代わるの出場でしたが、皆、外野のレフトやライトで、痛烈な打球が飛ぼうものなら、右往左往して大変な状況でした。要するに、見てられないということです。
それを考えると、昨日の試合でも、遊撃キラ、左翼ガク、中堅サヤハルと、4年生が3人も出ているよのは、考えれば大変なことです。しかも、4年生ながらショートを守るキラ、普段なら外野の要センターを守るケンタロウは、はっきり言って、管理人の倅の4年生の頃のレベルではなく、立派なものです。
そして、あっちこっちからいろいろ怒声が飛んでいるガクやサヤハルにせよ、4年生で試合に出ていること自体はすごいことなんですよね。自分の倅が4年生で外野に出ている時に対応出来ていなかったことに、「ちゃんとやれ~」と言ってるんですからね。
でも気になるのは、その経験と伸び方なんですよね。というのも、うちの倅は3年の冬に入団して半年も経たずに試合に出始めたのに対し、ガクやサヤハルは、1年生からのキャリアがあるわけです。正直なところ、もうちょいやってほしいところなのです。
もちろん、人間出来ること出来ないことがありますし、能力の違いもあります。ですが、今望んでいることは、そんな高望みなことではありません。管理人の倅がすごかったと言っているわけでもありません。本人にやる気があれば、出来るレベルのことなのです。
簡単に言えば、「練習をちゃんとする」、「指導されたことを実践する」。これだけのことなのです。これをするか、しないかの差はどこにあるのか。これが「やる気」や「自分で考えること」なんですよね。
ガクについて言うと、バッティングも、守備も、そこそこはできますが、それ以上をやろうとする意欲が見えませんし、そもそも一番劣っている基礎体力を磨こうとする気がありません。この「やる気」のなさをどうするかは、監督・コーチが言ってどうなるものでもなく、自分が変わらなければ変わりません。サヤハルは、打撃では目覚ましい進歩がありますし、苦手だった走ることも努力していることが伺えますが、守備は本当に何度言ってもなかなか治りません。これはやる気とはちょっと違って、考えてプレーすることが出来ていないことなのだろうと思います。シオンについては、本来は本人の自主性に任せる段階の5年生ですが、はっきり言って、精神的にまだまだ子どもすぎます。キャリアが浅いのは仕方がないのですが、もう少し上級生らしくならないと、野球の上達もないでしょうね。
目下、この三人が気がかり三銃士ですが、それぞれこのまま6年生、5年生になったら、もう容赦しませんからね。気がかりで済んでいるうちに、それぞれ自覚をもって、精進してください!