午前11時試合開始とバリバリ仕事中だったため、試合を観ることをは出来ませんでしたが、とても良い試合内容でオランダを破り、ベスト8進出を決めました。
不振にあえいだアルガルベ杯をはじめ、いまいち調子があがらなかった「なでしこジャパン」ですが、私自身は、前回大会のメンバーから大きな変更もなく、この4年間の間に日本のサッカーが研究されたために、攻撃では早いパスワークを真似され、守備では前線からの激しいプレスを真似され、これまでの日本の良さが消されてしまったのではないかと思っていました。
目先の勝利にこだわるのではなく、W杯での勝利を目指して、W杯でのベストパフォーマンスのためにピーキングをしてきたのであれば、あっぱれ脱帽です。
とはいえ、ここから先の戦いは、そう簡単ではないのは言うまでもありません。しかし、そんな時に、今大会無理せずベンチスタートしている澤穂希などが本領発揮するのかもしれませんね。
遠藤保仁を外したハリルホジッチ監督と、澤穂希を選出した佐々木監督と、正反対の選択をしているように見えて、意外とそうでもない気がします。両選手とも精神的支柱であり、ゲームメーカーでした。男子の場合は、それに頼りすぎて、他の選手が自立しないということで、あえて遠藤を外したのではないかと思います。対して、佐々木監督は澤を選出したものの、体力面も考慮しているのでしょうが、常に起用するのではなく、むしろ精神的支柱としての役割を担わせているような気がします。いずれにせよ、両選手頼みのチームづくりはしないという点では、実は同じなのではないかと思います。
女子では新顔の有吉がゴールを決めましたが、これで期待のドリブラー岩渕あたりがゴールを決めると、一層チーム活力が上がってくると思います。コンディション的には厳しく、強敵のオーストラリアと戦う準々決勝が、大きな山場となってくるような気がします。
次戦は日本時間で日曜日5時のようです。早起きしてしっかり応援しましょう。散ドラ諸君は、しっかり寝て、自分たちの試合に備えよう!