テレビ・ゲームを子守りににしないで!!!
hiromamさんのコメントにありました「テレビをベビーシッター」にしないでとありましたが、今回は、テレビや電子ゲームの弊害について、以前いただきましたテレビ視聴についての相談がありましたので、白川嘉継先生の回答をご紹介します。
**********
1歳半の女児ですが、テレビが好きで、消すと泣き出し、長い時間ぐずるので、起きているときはほとんどつけています。長い時間テレビを見せるのは言葉などの発達に影響すると言われましたが、どのくらいが限度でしょうか。生活習慣を変える必要があるのでしょうか。
回答
メディアの害は、わが国でも20年以上前から指摘されていました。最近、1日4時間以上テレビを視聴した児は、4時間未満視聴児と比較して、1歳6か月健診時に言葉が遅れる割合が1.2倍、8時間以上だと2.1倍であること、また1日2~5時間視聴児に3歳健診で、社会性の障害やコミュニケーションの障害が認められることが報告されています。
また、テレビゲームを行うと、脳の前側にある前頭葉の脳波が認知症患者に見られるようなゆっくりとした波になり、やめると元に戻るが、2時間以上続けると元に戻りにくいことなどが報告されています。長時間視聴児の睡眠時間の短縮も報告され、睡眠の乱れが、将来の情緒、精神機能障害に結びつく可能性も指摘されています。アメリカ小児科学会は1999年に子どものメディア視聴時間を1日に1~2時間に制限するよう勧告しています。
白川嘉継先生 福岡新水巻病院小児科
************
親がテレビゲームをしているとどうしても子どももやります。
子どもが生まれたら親も子どもを卒業しましょう。
父親の意識改革も必要です。
テレビ・電子ゲームは新生児期にやめましょう。
言葉の発達の遅れや、暴力的になることがあります。
私のかかわった子どもにもそのような兆候を示していました。
生活習慣を変え、外遊びや親との遊びの時間を増やして貰うことで改善しました。
身体を使って遊ぶことはとても大切です。
しかし、兄妹のいない家族では子どもの遊び方を知らない親が多くいます。
自分も親から遊んで貰っていないのがその要因です。
午後3時頃から1時間ほど外遊びをすることは、生活のリズムを整えるのに最適です。
思い切り走り回ってください。外遊びで親子でいい汗をかいてください。
家の中でのゲームは遊びではありません。
hiromamさんのコメントにありました「テレビをベビーシッター」にしないでとありましたが、今回は、テレビや電子ゲームの弊害について、以前いただきましたテレビ視聴についての相談がありましたので、白川嘉継先生の回答をご紹介します。
**********
1歳半の女児ですが、テレビが好きで、消すと泣き出し、長い時間ぐずるので、起きているときはほとんどつけています。長い時間テレビを見せるのは言葉などの発達に影響すると言われましたが、どのくらいが限度でしょうか。生活習慣を変える必要があるのでしょうか。
回答
メディアの害は、わが国でも20年以上前から指摘されていました。最近、1日4時間以上テレビを視聴した児は、4時間未満視聴児と比較して、1歳6か月健診時に言葉が遅れる割合が1.2倍、8時間以上だと2.1倍であること、また1日2~5時間視聴児に3歳健診で、社会性の障害やコミュニケーションの障害が認められることが報告されています。
また、テレビゲームを行うと、脳の前側にある前頭葉の脳波が認知症患者に見られるようなゆっくりとした波になり、やめると元に戻るが、2時間以上続けると元に戻りにくいことなどが報告されています。長時間視聴児の睡眠時間の短縮も報告され、睡眠の乱れが、将来の情緒、精神機能障害に結びつく可能性も指摘されています。アメリカ小児科学会は1999年に子どものメディア視聴時間を1日に1~2時間に制限するよう勧告しています。
白川嘉継先生 福岡新水巻病院小児科
************
親がテレビゲームをしているとどうしても子どももやります。
子どもが生まれたら親も子どもを卒業しましょう。
父親の意識改革も必要です。
テレビ・電子ゲームは新生児期にやめましょう。
言葉の発達の遅れや、暴力的になることがあります。
私のかかわった子どもにもそのような兆候を示していました。
生活習慣を変え、外遊びや親との遊びの時間を増やして貰うことで改善しました。
身体を使って遊ぶことはとても大切です。
しかし、兄妹のいない家族では子どもの遊び方を知らない親が多くいます。
自分も親から遊んで貰っていないのがその要因です。
午後3時頃から1時間ほど外遊びをすることは、生活のリズムを整えるのに最適です。
思い切り走り回ってください。外遊びで親子でいい汗をかいてください。
家の中でのゲームは遊びではありません。