ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

親子の自立

2012年06月21日 | 日々の思い
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私が最近気づいたのは、「生まれてきた子どもに対してどうしていいかわからない」という相談が多くなっていることです。
本来、“子育て”は、自分が育った家庭の中で自然に身につけるものでした。
家には祖父母や両親、たくさんの兄弟姉妹がいました。
そんな中で、めんどうをみてもらったり、めんどうをみたり・・・意識しなくても子育て力がついていました。
本来親から学ばなければならない体験や知識を、核家族化や親の就労のために、得ることができず“子育てが出来ない、子育てを知らない親”が増えているのです。
その「育児力」が脳にインプットされていないので、育児書や意味のないマニュアルに頼り、さらに深い深い、悩みに苦しめられるのです。
 金儲けのための出版社や早期教育の名の下に営利を追求する企業ビジネスに乗っていませんか。
「様々な情報」に振り回され、子育てに不用の「モノ」を買わされたりしてしまいます。
商売に利用されるてはいけません。
悪質な情報が氾濫する社会の中で、正しい情報を読みとる力が必要です。

我が子を異年齢の群れの中で遊ばせてあげてください。
親に「子育て力」が無ければ、子どもは群れで遊ぶことがとても大切です。
問題が発生しても、子ども同士で解決していくことが出来るように、親は「命の危険」がなければ「見守る」ことが大切です。
仲間はづれにされる子、いじめる子、いじめられる子、輪に入れない子など、いろいろな子どもがいます。
それらの子を年長の子が導いていきます。
その中でそれぞれの問題を、子どもたちが解決していくように気長に見守ることが、親や子どもを育てます。
親の学びの場でもあります。




コメント (2)
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