ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

子育て環境、田舎は最悪

2010年09月05日 | 子どもの成長
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皆さんの住んでいるところは、子育てしやすいですか??
子育て環境や子どもが遊ぶ環境が悪化してきています。
特に、田舎といわれている地域ではその環境が劣悪です。
子育てをするなら「市街地」と言わざるを得ません。
何故ならば、爺の住む地域では、子どもや親が外で遊んでいる姿を見かけません。
子どもが少ないのもその大きな理由ですが、それにしてもこそもが外で遊んでいない。
乳幼児も親子で遊んでいる姿を見かけません。
月に一度の子育てサークルに、わずかな親子が集っても活気がありません。

自治体の無策が子育てしにくい環境を増長させているのでしょうね。
とても悲しくなります。
「田舎」が子育てしやすいは「幻想」です。
兄弟姉妹が多い「家族」は別です。
3人以上の子どもがいる家族は子ども同士で遊べるからです。

ここの子ども達は外遊びをしません。
たまに遊んでいるといっても、家の中でゲームがいいところ。
自然豊かな中にいながら都会生活と同様です。

さらに、悪いのは、近所に子どもがいないので早くから保育園に子育てを委託してしまいます。
近所に遊ぶ子がいないから「可哀想」と言うのがその理由。
少子化で、待機児はいませんから希望すれば入所できます。
子どもを入園させるために、親が就労する。
何か間違っています。

子ども達が遊べるのは「学童」です。
子どもは子ども社会の中で多くのことを身につけてきました。
子ども社会で学んだことはその後の社会生活や家族生活の大きな礎になります。

都会では、子ども達が遊ぶ元気な声が聞こえてきました。
公園には子どもがいました。
ここにでは公園は見かけません。
公園がありません。
川遊びをする子ども達の姿も見ません。
都会の親の方が自然と遊ぶことに熱心です。
ここでは親子で遊ぶ姿がありません。

本来は、自然そのものが理想の公園のはずですが、ここではそれで遊ぶ子どもはいません。
悲しい現実です。
都会の中の緑地公園では子どもが群れて遊んでいました。

子どものための施策を真剣に考えていかないとこの国は滅びます。

親も意識を変えよ。




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4 コメント

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はじめまして。ひのロボと申します。 (ひのロボ)
2010-09-07 21:23:48
はじめまして。ひのロボと申します。

いつもひげ爺様のブログを拝見しております。その内容に時に共感し時に導かれ救われ、大変ありがたく思っております。

本日は日頃私が強く感じていることが書かれていたので、どうしてもひげ爺様にお聴きいただきたいと思いました。(ちなみにこのようにインターネット等でコメントをするのは恥ずかしながら人生初でして不慣れですので、拙文をご容赦いただきたいと思います。また、内容上当方の住まいや行政の話が出てきますので、この文がそのままブログ上に載せられることや特定されるようなことはご勘弁下さい。)

現在2歳8ヶ月の息子がおります。赤ちゃん(5ヶ月位)の頃からずっと人見知りや場所見知りが激しかった方で、他人の顔を見ては泣き出していた頃もあり、近所の公園(散策型?公園)をほぼ毎日抱っこで2人散歩をしていました。公園には同世代の親子などまずおらず、散歩中の年配の方々の声掛けに温かい気持ちになりながら過ごしておりました。

そんな頃、市内にニュージーランド発祥の子育て施設(市の施設です)が誕生し、「家族がともに成長しあい、学び合い、育児を人任せにするのではなく、親達が自主的に運営していく。子どもにはよく自由遊びをさせる。」という理念のようでした。息子の人見知り等もあるが参加できるかどうか職員にお話を伺ったところ、「施設が立ち上がった今が入り時だ」ということで、私(と息子)にとっては一念発起で通ってみることにしました。

内容は私にとっては暗澹たるものでした。この施設では「他の親が他の子の遊びも見守る役割をもつ」「だめと言わない」などの特徴があります。息子の場合は私から離れませんので私が他の子の相手をすることもままならず、また、私が他の子を構うほどには息子のことを構ってくれる人などいませんでした。(つまり息子はさらに嫌がり泣くわけです。)そして、皆で意見を出し合う学習会というものもあるのですが、人の意見を受け入れるというよりは、他人を踏み台にしても意見を言い合っていたように私には見えました。船頭がいっぱいいるようでした。皆自分のことで精一杯の様でした。とても悲しくなり通う前より孤独を感じました。活躍?するお母さん達をよそに息子とひたすら2人で、背中を丸めて遊んでいました。(そんな私たちを職員は、施設の見学者に「この子はまだアレだから・・・」と紹介していました。)今思い出しても嫌な記憶です。

結局2~3ヶ月で辞めました。辞める時、「息子にはまだ早かったのかもしれない(当時10ヶ月~1歳)」と言うと、職員は「私はそうは思わないけど、お母さんの意見を尊重しましょう。私たちは前進あるのみです」というようなことを言われました。

実はこの2~3ヶ月の間に義両親の実家へ長期間お世話になり、そこで息子は幾分人への怖れを克服したのでした。私と義両親との距離もさらに縮まりとても有意義でした。

このような経緯で市内の遊具のある公園へ2人で遊びに出かけることが多くなりました。ところが、”子どもがいない”のです。誰も。ほぼ毎日どこかの公園へ行っていた(今も行っている)のですが、どこにもいないのです。皆どこへ行ってしまったのでしょうか。たまに他の親子と触れ合えたときには息子にとっても大変実りのある時間となりました。あれほど室内の施設では凝り固まっていたのが嘘のように、のびのびと自然に他の子と触れ合うようになっていくのでした。

屋外で遊ぶということは、それだけで魅力的なことなんだ!ということに気づいたのです。

前述の施設は「子育て日本一のまち」を自負する前市長の目玉政策でした。ところが落選したのを機に、私は現市長に手紙を送りました。「現在の子育て支援はほぼ屋内ばかりで、公園に子どもがいない。子どもが外遊びするようなサービスを期待したい」「例の施設を行政サービスとしてやるのはやりすぎだ(使う人が限られるため)」と。

今年度の子育て支援では、外遊びを取り入れた新たな催しもあるようですが、内容は”バス遠足で決まった内容をやる”というようなもの。やはり、現実問題として期待したサービスは難しいということなのでしょう。

息子にも私にも決まった友達はなく、もうそろそろ他の子たちと交流させてあげたいのですが、最近は息子に友達がいないのは私のせいかと責めることも度々です。周囲では、早くから幼稚園や保育園、習い事などをさせているようです。また、公園にママ同士でいる人達の中には、排他的な人もおり、たいていはその子どもたちも排他的な場合が多いようでした。

今の救いは、夫婦仲が無事であるのは勿論ですが、親戚仲が以前よりも深まって拠り所となっていること、近所の数件のおじさんおばさんや近い年の子どもに息子自身から挨拶ができること、そこでごくたまに遊ぶこと、でしょうか。でもこれらは私としては大切な基本の部分かもと思っています。

人見知りが恥ずかしがり屋に変身した息子も来年からは幼稚園です。未だに遊びの集いでは私を引っ張って一緒に行動することを望む息子に一抹の不安もあります。幼稚園選びには色々熱心な意見も聞きますが、歩いて数分の幼稚園に決めております。理由は、近いから、です。天災などがあっても自力で家まで帰ってこられる可能性が大きいからです(笑)。あと、幼稚園側に色々教育的な期待をするのはよそうと思っています。親と離れて過ごす分、以前よりもまして家庭でフォローする必要がきっとあるのでしょう。

息子と毎日一日中一緒に居られるのも、数カ月。息子は体力もある方なので毎日の公園や家での遊びにこちらが疲弊する日もありますが、今が踏ん張り時なんだ!と思ってやっていきたいです。(きっとこの先も踏ん張り時は色々待ち受けているのでしょう(笑))。何より、よくぞここまで成長したな~と驚いたり、遠い目になったり、大変だけど楽しい、楽しいけど大変という幸せが一杯過ぎる生活です。

ひげ爺様、読みにくい長文を突然送りつけてしまい、大変恐れ入ります。
今後も篠山での心洗われる素敵な生活を満喫されながら、ご活躍されることを祈っております。どうぞご自愛ください。
返信する
ひのロボさんコメントありがとうございます。 (ひげ爺)
2010-09-08 08:08:35
ひのロボさんコメントありがとうございます。
胸の内、よくわかります。
自治体がつくる子育て支援のための「場」は窮屈で心の通わないところが多すぎます。
真の意味での「子育て支援」とは「親を育てる」ことではないでしょうか。
子育て力がない親のために。
子どもの多くは、親との信頼関係が構築され、外の世界に目を向け自らの力で一歩を踏み出さないとなかなか他人とは関係が構築できません。

何歳であろうと親の側を離れないのであれば、自立し外に興味を持つまでは、親の勝手な判断で、子どもの嫌いな所に引き回すことはないのです。
親子の関係を結ぶことの方が大切です。

わが子の目線で子育てを楽しんでください。
返信する
ひのロボさま (子宝ママ)
2010-09-08 14:28:39
ひのロボさま

このご時世・・・「子育て支援」や「ママと赤ちゃんのための~」と看板を掲げて活動されている「場」は探さなくとも、あちらこちらで行き当たりますよね。
ちょっと考えてみれば、あきらかに営利目的な団体と分かるものまでも様々です。


長女(中3)の1~2歳頃は母子の交流の場への第一歩として「公園デビュー」という言葉がもてはやされてましたが、今の時代は、まずは「お教室デビュー」から…らしいですね~(-_-;)
時代は変われど、悲しいかな…マスメディアの情報に振り回される母親は(私を筆頭に(笑)… )いつの時代も同じということなんでしょうね。


息子にも私にも決まった友達はなく、もうそろそろ他の子たちと交流させてあげたいのですが、最近は息子に友達がいないのは私のせいかと責めることも度々です。

>決してご自分を責めることはないです!!!
 まだまだ3歳~! 決まったお友達がいなくて当たり前~!ママが一番な時期ですから~[E:note]
 毎日子どもとお散歩されてる方なんて~なかなかいませんよ~そんなアクティブで素敵なママっていいなぁ。
 お子様も大喜びでしょう~[E:note]
 もっとご自分の子育てに自信を持って下さいね~[E:note]


周囲では、早くから幼稚園や保育園、習い事などをさせているようです

>人は人~よそ様はよそ様!!!自分たち親子流でいいんじゃあないか
なぁ[E:note]
 ご近所の皆さんは熱心ですが、我が家もな~んの習い事もしてません(笑)


未だに遊びの集いでは私を引っ張って一緒に行動することを望む息子に一抹の不安もあります。

>大丈夫、大丈夫~!!!慣れない場所や知らない親子の中でそうなるのはむしろ当然では?!
 ママがそばにいてくれたら安心なんだよね[E:note]


幼稚園選びには色々熱心な意見も聞きますが、歩いて数分の幼稚園に決めております。

>我が家の末っ子も来春から幼稚園です!
 同じく徒歩数分圏内の幼稚園です(笑)
 送迎時間の親子で共有できる時間(季節の移り変わりを楽しんだり、草花 や小動物を発見したり~手をつないで歌を歌いながらゆっくり歩いたり~)
を大切にしたいです。


長女、長男、次女の時はややこしい盛りの下の子連れての送迎だったため、この貴重な時間もバタバタと慌ただしく過ぎ去ってしまいましたが~(笑)
来春からは思う存分楽しめそうです!!!


ぴのロボさ~ん! 
お互い入園までの残り少ないママと子どもだけの楽しい時間を満喫しましょうね~[E:note]
幼稚園生活が始まると・・・イヤっちゅうぐらい新しいお友達との交流や園ママとのお付き合いがはじまるからね~!!!

今後、あわてて交流の場に行かなくても~今は濃密な場親子の時間を楽しむこと(安心基地の土台固め)ができていれば、な~んの心配もいらないはずで~すヽ(^o^)丿
返信する
ひげ爺様、子宝ママ様、 (ひのロボ)
2010-09-08 20:29:36
ひげ爺様、子宝ママ様、
あたたかいお返事をありがとうございました!!

「人は人、よそ様はよそ様」ということは知ってはいるけど、きっと心で分かっていないということなんでしょうね。

以前ある人から、「~ねばならない、ということは何も無いのです」と言われたことを思い出しました。

肩の力を抜いて、息子の目線で毎日を楽しみたいと思います。(また肩に力が入ってきたなぁと思ったら、こちらにおじゃまします(笑))
返信する

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