相模原麻溝公園「樹林広場」のあじさい順路の一角に白い「オオデマリ」(大手毬)が見ごろを迎えている。花のかたまりは直径10cmを超すオオデマリはアジサイによく似てたくさんの花が集まって大きなボール状に鞠のようにまとまってつくことかこの名がつけられた。アジサイと同じ初夏(5~6月)に、白やピンクの花を咲かせ見ごたえのある姿から「優雅なたしなみ」とか「華やかな恋」の花言葉を持っている。ピンクの花をつける「メリーミルトン」や「ガームズ・ピンク」、淡いピンクと白の花が不規則に混じる「ジェミニ」などもある。まんまるな花房がなんとも可愛らしい花である。(1705)
奈良市登大路町に日本の仏教美術を中心とした文化財を展示している「奈良国立博物館」がある。今回の奈良・京都の旅の目的の一つ4月8日より開催の日本を代表する仏師「快慶」の作品が一堂に会する奈良に快慶の仏が集結、初の単独展となる「特別展『快慶 日本人を魅了した仏のかたち』」を見ることであった。今回の「快慶展」の展示では国宝7件、や重要文化財級50件、他31件、合計88件が会場にずらりと並ぶ快慶の作品がオンパレードである。奈良の仏像は勿論のこと、広島や三重など各地方の仏像、海外からアメリカ(ボストン美術館・キンベル美術館)からもはるばるこのために輸送されたきた。一作品々どれも素晴らしく魅力尽きない像の前で立ち止まり動けなくなるほど快慶の世界に引きずり込まれてしまう凄さである。「快慶」は我国を代表する仏師の一人であり、鎌倉彫刻様式の完成に重要な役割を果たした人物として「運慶」と並び称されている。快慶には確証ある遺品が際立って多く鎌倉時代初頭の造像界の動向を具体的に知るうえで不可欠な存在の仏師である。この「特別展」、限られた時間だけでは「仏教美術史上に残した偉大な足跡」だとか、「多彩な快慶作品の魅力」、仏の規範とされつづける「快慶芸術の本質」は見極められないかもしれない。(1704)
四季の花で彩られる「相模原麻溝公園」で今最も華やいでいるのが「つる性植物の女王」と言われて多種多様な花柄で彩る「クレマチス」である。その種類と株数の多さでは日本有数の規模を誇り、クレマチスの名所となっている。園の外周フェンスには色んな花姿をした色鮮やかな230種類、約8000株の「クレマチス」が植栽されている。5/6と5/7に開催される「クレマチスフェア2017」を前にまだ全種ではないが白系の「ドーン」、「都筑」、花びらにピンクの線が入った「柿生」、豪華な「ビクトリア」、「ドクターラッペル」、「ビオラ」、「ラザースタン」などが咲きフェンスを彩り始めていた。フェアでは主役のクレマチスの花姿、花色を観賞しながら各種イベントを楽しみ花知識をより深めたいものである。(1705)