麻溝台の「相模が丘病院」と「虹の家」の間の50~70mの小道を今、黄色やオレンジ、そして白、赤、ピンクなど色とりどりの花を咲かせた数千本の「ポピー」が鮮やかに満開となって彩っている。色とりどりの花を咲かせるポピーはケシ科の植物の総称で、花姿は一重や八重の薄い花をすっと空を向いて咲く様子がなんともかわいらしく時折吹く風にゆらゆらと揺らめいている。ポピーには約150種の品種があり、その中でもヒナゲシ(雛芥子)、ナガミヒナゲシ、モンツキヒナゲシ、オリエンタルポピー(オニゲシ)、アイスランドポピー(シベリアヒナゲシ)などがあり園芸品種として栽培されている。ポピーの花言葉には「なぐさめ」、「いたわり」、「思いやり」、「恋の予感」、「陽気でやさしい」、「想像力」である。ポピーを見ていると安らぎ、癒されるようで「いたわり」が適しているかも。(1705)
厚木市山際にローズガーデンレストランで知られる「栗の里 厚木店」はある。笹生家は200年以上続く米農家で48年前に「美味しいお米を食べてもらいたい」と当時栗林を開拓して店名を栗に因んだ「栗の里」として「山際」にバーベキュースタイルの飲食店を開業した。ステーキ、ハンバーグが目玉のようであるが、もう一つ「神奈川のバラの名所」の一つとであり年間6万人超えの来場者がある。「第22回全国花のまちづくりコンクール」、「第10回かながわ子ども・子育て支援大賞」奨励賞を受賞。レストラン前にあるローズガーデンには100種700株のバラが植栽されている。さほど大きくはないが花数は県内屈指という評判である。今バラが最盛期となって甘い香りが立ち込める中6/30まで「ローズフェスティバル」を開催中である。ステーキやハンバーグに舌鼓を打ちながらバラ観賞という至福の刻を刻みたいもの。(1705)
京都市の南北の通りの一つで祇園の中心を貫くメインストリート見どころ豊富で風雅な小路「花見小路通」。北は三条通りから南は建仁寺まで通じている約1キロの小路である。祇園をはじめとする東山区の歓楽街を貫いており、小路の周辺には寺社仏閣やお茶屋のような京都らしいものから、バーや居酒屋まで色々な施設や店舗が建ち並んでおりいます。四条通以南はもともと建仁寺の領地でり今の形となった明治以降である。通りを散策するだけでも楽しめ、1日中人通りが絶えることなく賑いいかにも京都らしい。(1704)
京都市左京区に相国寺の境外塔頭で「銀閣寺」の名でお馴染の臨済宗相国寺派の禅寺「東山慈照寺」(寺名は義正公の法号慈照院に因む)はある。創建は延徳2年(1490)、本尊は釈迦如来である。室町幕府8代将軍足利義政公が足利義満公の鹿苑寺の舎利殿(金閣)にならい、隠栖生活を過ごすため造営した「山荘東山殿」が「銀閣寺」の興りである。当寺の「東山殿」には会所、常御所、釣秋亭、竜背橋、泉殿、西指庵、漱せん亭、超然亭などの大規模な建物が建ち政治的機能を有していた。ただし、現存する当時の建物は観音堂「銀閣」と「東求堂」のみである。銀閣は金閣、飛雲閣(西本願寺)とあわせて「京の三閣」の一つである。総門、中門を抜けると境内に右に心空殿と潮音閣からなる二層の観音殿「銀閣」、左に「庫裏」、「本堂」、義正公の持仏堂の「東求堂」が建ち、その前空間に砂の造形が美しい円錐を平らにした「向月台」やストライプの「銀沙灘」、奥に「錦鏡池」を配した庭園は山手と平手に分かれており上が枯山水、下が池泉回遊式となっている名園である。高台からは銀閣を一望できる。銀閣寺には室町時代後期に栄えた東山文化(建築と庭園)と禅文化結合を見ることができる。(1704)