奈良市春日野町の三蓋山の麓、鬱蒼とした樹林に包まれた神域に藤原氏の氏神を祀った神社「春日大社」はある。藤原不比等により神護景雲2年(768)創建は、祭神は春日神(武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神の総称)である。1200年以上前から奈良の地にあり藤原氏の繁栄とともに隆盛した古い歴史を有している。「一の鳥居」、「二の鳥居」を通り抜けるとやっと「本殿」にたどり着く。春日大社の特徴はなんといっても鮮やかに輝く朱色の「社殿」と飛火野から続く参道にずらりと並ぶ3000基近い「燈籠」である。全国に約1000社ある春日神社の総本社で、武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから鹿を神使とする。ユネスコの世界遺産に「古都奈良の文化財」の1つとして登録されている。朱塗りの「社殿」、境内社が建ち並ぶ。朱塗りの回廊には「釣燈籠」、太刀などの後神宝の数々が展示されている「宝物館」がある。村道中ほどには万葉集に詠まれた3千種の植物植えられている「神苑」、裏参道には茅葺屋根の「水谷茶屋」。当社は神仏霊場巡拝の道第15番奈良第2番の札所である。1200年の悠久の歴史を心に留め「御朱印」を賜った。(1704)
三年ぶりに古都奈良と京都の寺社巡り+熱海の5日間の旅に。初日の午前中は移動タイム。まずは新幹線「ひかり」に乗車し京都へ。そして京都よりJR快速「みやこ」と乗り継いで古都の歴史ある伝統と現代の息吹が交錯する奈良に到着したのは一時を過ぎていた。旅の成否は「宿=塒」にありと言われる。本日の塒は平城京の間近に位置し古都奈良の迎賓館と形容される「奈良ロイヤルホテル」にチェックインした。外観は落ち着いた赤褐色の暖簾で統一。ロビーには大きなシャンデリア数個。ウェルカムドリンクのサービス付、早速コーヒーをオーダー。店内のラウンジから窓は大きく外には水がゴーゴーと流れ落ちる「扇滝」からの滝を見ることができる。全体で130室近くある客室、緩やかな色調で統一され居心地もよさそうで古都の刻を過ごせそうである。ホテルとJR&近鉄奈良駅をシャトルバスが運行され移動には困らないサービスがついている。また一日のフリー乗車券(バス)がセットに付いており十分観光出来そうである。ハイグレード、ゴージャスさが謳い文句、快適な「奈良時間」を齎してくれそうである。(1704)
「相模の大凧」に負けじと座間も200年以上の伝統を誇る「座間市大凧まつり」が5/4と5/5の二日間「相模川河川敷の相模川グラウンド」開催されて毎年10万人を超える来場者で賑わう。主役の大凧はの大きさは13m四方、重さ約1tで100人超えの引き手が引き揚げられる。今年の凧文字は「稀風」で稀に吹く風に天高く舞いあがる様にの意が込められている。一回めのトライは午後一時過ぎお隣の相模の大凧より早く舞いあがった。しかし数分で落下してしまった。大凧のほかに特産品などの販売やわんぱく相撲大会、一間凧と二間凧の掲揚等も行われた。大凧が揚がった瞬間は大歓声が上がった。そして「相模の大凧」も一時半過ぎ大空に舞い上がった。(1705)