奈良国立博物館や興福寺に東大寺、春日大社などの名刹がひしめく地に広がる大きな公園「奈良公園」はある。鹿がたくさんいることで有名な公園だが鹿は人を怖がらず楽しく触れ合うことができ、観光客は求めた鹿せんべいを与えてる様子は奈良ではお馴染みの光景で人気の観光地でとなっている。鹿は一体何頭いるのか、毎年一回の調査では現在園内には1200頭近くいるようで、その内オス鹿が20%、メス鹿が60%、子鹿が20%の比率ということである。奈良国立博物館の池の前、東大寺、春日大社の参道は悠々とせんべいや餌を求めて動き回っている。なんとものどかな光景であるが、このように鹿の放し飼いをしているところはここ「奈良公園」以外ないのではないか?(1704)
北区西ヶ原に武蔵野台地の斜面と低地の地形を活かし北側の小高い丘にはルネサンス調で煉瓦造りの躯体を新小松石の野面石積みで覆う造りで大正6年に完成の豪壮で大正の息吹を感じさせる建造物「旧古河庭園」はある。洋館前の斜面にはイタリア式とフランス式の洋風庭園が配されている。左右対称形の一段目、そして中央階段を挟んで左右に方形の植え込みの二段目からなる「バラのテラス園」には約100種199株の花の女王と称されるバラが植栽されている。また低地には日本庭園が配されている。昨日テレビでも見頃となったバラが放映された。今、「クイーンエリザベス」や「カトリーヌドヌウブ」など色とりどりのバラが華やかな花姿で「バラの花園」、「バラワールド」を形成し甘い香りを漂わせている。園内は5月6日(土)から5月31(水)まで「第17回 春のバラフェスティバル」を開催中で、重厚な洋館を背景に見頃を迎えた春バラとのコラボは美しいの一語である。(1705)