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相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!

☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

平城京に氷を納めた「氷室神社」

2017-05-13 18:08:45 | 神社
奈良市春日野町、奈良国立博物館前にかつて平城京に氷を納めた「氷室神社」はある。創建は和銅3年(710)。祭神は闘鶏稲置大山主命、大鷦鷯命、額田大仲彦命である。元明天皇の勅命で「氷神」を奉祀し、備蓄した「結氷」を翌年に平城京へ納める制度が創始され、翌和銅4年(711)に初めて献氷の勅祭が興され氷を納めたとある。しかし70年余り続いた制度は平安遷都後は廃止となり貞観2年(860)、清和天皇の代に現在地に奉遷された。以来春日大社の別宮に属し、春日社、興福寺の支援で行われたが、明治以降は氏子と冷凍氷業界の奉賛により維持されている。通りに面し朱の「鳥居」が建ち、その正面に建保5年(1217)建立の「社殿」群がある。奥に三間社流造り「本殿」がある。氷の神社あることを初めて知ることとなった。(1704)






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足利義満の北山山荘「金閣寺」

2017-05-13 14:59:16 | 寺院
京都市北区に世界遺産で「金閣寺」でおなじみの臨済宗寺院「北山鹿苑寺」はある。創建は応永4年(1397)、本尊は観音菩薩である。寺名は足利義満の院号「鹿苑院」に因み、義満の北山山荘を死後に寺としたものである。規模は御所に匹敵し政治の中枢のすべてが集約されていた寺院らしく「総門」を入るとほどなくその象徴ともいうべき眩いほど金箔を張り巡らした三階建ての楼閣建築「舎利殿」(金閣)が絢爛豪華な創建時の輝きを放っている。池泉回遊式庭園の「鏡湖池」に映しだされたその美しい姿に目を奪われる。また鏡湖池の右手に樹齢600年の「陸船の松」、北手に回るといずれも義満に関係する「銀河泉」、「厳下水」、「龍門滝」、茶室の「夕佳亭」がある。さらに「石造不動明王」を安置している「不動堂」など室町時代の北山文化と極楽浄土の世界が広がる寺域であった。(1704)
 
 
 

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