川崎市中原区新丸子に京都府の「伏見稲荷大社」を総本社とし、百八体御神使の狐が安置されている「京浜伏見稲荷神社」はある。創建は戦後早々の昭和26年(1951)、祭神は五成大名神、宇迦之御魂神、大己貴命、猿田彦神、天宇受売神、大宮能売神である。新丸子駅から小杉方向に歩くと総鉄製の高さ14m、笠の長さは約16mの見事な大鳥居が構えられている。その先に「江戸造り」様式を模した朱色鮮やかな大型の重層建築、九棟流れ造りの「大社殿」、その前には「招福池」が配され岩には色の異なった「108匹の狐」が神の使いとして見守り独特の神域を創り出している。境内右手には白狐社、祇園玉光稲荷社があり赤い鳥居が幾重にも並んでいて美しい。また当社の御神鏡建造、御本殿建築、石造御使徒は日本最大の建造物である。(1710)
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