大和市下鶴間に伊勢原市の大山( 雨降山)に鎮座する「大山阿夫利神社」の分霊を祀っている「大山阿夫利神社分霊社」と「大黒天開運神社」は鎮座している。創建は不詳である。祭神は大山祇大神、大雷神、高靇神、大国主大神、太閤豊臣秀吉公霊で出世、金運、長命の御利益がある。「大山街道」は江戸の青山から大山阿夫利神社を結ぶ「大山参りの街道」で一帯は「相州鶴間宿」、「東江戸十里 西大山八里」であった。大山詣での道のりにどこか古の面影を残している。境内奥には「新田義貞」が銅像が建ち、元弘3年(1333)に鎌倉幕府の北条氏討ち時ここ鶴間を通ったことに因み石碑が建ち並んでいる。(2211)
相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。さすがにこの時季花の数、種類は少ないが、「ハナショウブ」の美しさは市内随一の「水無月園」の左側の一画に3本植栽されている「ロウバイ」(素心蝋梅)が琥珀色の光沢のある花びら広げ始めていた。近寄ってみるとフルーティな甘い香りが微かに漂ってくる。お隣の麻溝公園の「ロウバイ」は見頃近く開花しているが、ここは少し遅いようである。「ロウバイ」は冬に咲くことから「ウィンター・スウィート」とも呼ばれる。本当に蝋細工のような花は光沢を帯び琥珀色をして陽ざしを受けている花は透き通っている。名に梅がついているが「梅」ではなくロウバイ科の落葉低木である。透明感があり蝋質の本当に美しい花姿である。(2312)
相模原市南区には南台と相模大野に二社の「二宮神社」がある。相模大野一帯は昭和2年に「小田急線」開通時は人家も何軒もなく、さつまいも畑の殺風景な所であった。昭和10年代陸軍学校が移転、昭和13年に「通信学長駅」が新設され次第に駅前に商店ができ始めた。軍事色の強い町も終戦をると帝国女子専門学校(現在の相模女子大学)が移転など明るい話題が持ち上がり、人々も地域の発展を願い小田原市の「報徳二宮神社」の分霊を仮宮に奉祀したことが興りである。氏子崇敬者の熱誠により昭和50年に社殿を新築して「報徳二宮神社」とした。祭神は勿論「二宮尊徳翁」である。相模大野駅から合同庁舎方面に向かう小道の途中、静かな住宅街の一画に「鳥居」が三か所構えられている。参道を進むと鳥居があり境内正面に「社殿」がある。境内には「二宮尊徳像」、手水舎、社域には二宮保育園もある。新年初詣のチラシもけいじしたあった。(2312)
相模原市麻溝に公園のシンボル「グリーンタワー展望塔」、「センター広場」、「花の谷」、「フィールドアスレチック」、子供広場、芝生広場、「ふれあい動物広場」、樹林広場を有し四季の花が絶えない総合公園の「相模原麻溝公園」はある。芝生広場と樹林広場の奥の一角にある「ふれあい動物広場」では 「 ポニー」に乗れたり多くの動物と触れ合えことで子どもたちに人気の「ミニ動物園」である。特にバードゲージ内には20種類、約200羽の鳥が放し飼いされている。可愛い小鳥のさえずり、餌をついばみ遊ぶ姿を観ることができ楽しい。水鳥のエリアにはペアーの「オシドリ」、周囲で動き回る「文鳥」や「クジャクバト」、山鳥のエリアにはで派手な羽色の「キンケイ」、首飾りをつけたような模様の「ジュズカケバト」や、「ウスユキバト」、「キンカチョウ」、「ウズラ」も可愛らしく飛び回っている。ゲージ外にも「クジャク」や「チャボ」、「ベニコンゴウインコ」、「ルリコンゴウインコ」、猿やフレリードッグ、ヤギもいる。(2312)
県道50号(座間大和線)、大和市中央林間西三丁目~中央林間西一丁目にかけて両サイドに赤い「サザンカ」が50本ほど植栽されておりその美しい彩りは心身の癒しとなっている。相模太夫的には「サザンカロード」とでも呼びたいくらいである。これは神奈川県が街路樹を県民や企業等の参加により守り育てていくことを目的とした「かながわ街路樹パートナー制度」の一環で実現したものである。この制度は県管理道路の街路樹を守り育てるための寄附(募金)により「樹名板」や「表示板」の設置、街路樹の維持管理費の一部として役立てている。「かながわ街路樹パートナー制度」の取組みは平成22年度から実施されており平成27年までに藤沢、厚木、久里浜、横須賀、平塚、小田原の8路線に植樹されている。花、樹木の種類はヤマモモ、「サザンカ」、ケヤキ、ハナミズキ、クロガネモチ、サルスベリ、ナンキンハゼ、クロマツ、タブノキである。(2312)