相模原市南区磯部に河川などから用水路へ必要な灌漑水を取り入れるための灌漑施設で茅ヶ崎まで流している施設「磯部頭首工取水堰」がある。中央部に10m以上の幅の堰から白煙を上げて下流に流れている。「磯部取水門」の型式はステンレス鋼製スライドゲート。平成12年3月に竣工。手前6門が相模川左岸用水路、奥4門が相模川西部土地改良区(相模川右岸)の取水口である。この取水堰の下に川幅は同じほどの「磯部床止め」がある。ここはかつて「猿が島の渡し」または「磯部の渡し」があり、大山参りの人々がよく利用した。「相模川伏越の碑」は取水口から「相模川伏越」と呼ばれる設備によって相模川の下を通して右岸にも導かれ「相模川右岸幹線用水路」として厚木市、伊勢原市、平塚市に至る地域の農業用水を担っていた証の碑である。取水堰の下流では数百羽の「カモ」や「カワウ」たちが群れをなし休息&捕餌している。(2312)
相模原市南区鵜野森にかつて鵜野森村の鎮守「日枝神社」は鎮座している。創建年代は不詳。ただ再建記録として享保10年(1725)の棟札があることから300年以前ということになる。古くから鵜野森にあった4社「山王社」、「神明社」、「鹿島社」、「八幡社」の内、「山王社」が明治4年に日枝大神、大正11年に神明社、鹿島社、八幡社を合祀した。昭和19年(1944)より「日枝神社」とした。祭神は大山昨命。 鵜野森境川「幸延寺」先に鎮座し、社号標、「鳥居」を潜りぬけると正面に狛犬を配した「社殿」と「社務所」、「神輿庫」がある。社殿の前には「力石」が置かれている。(2311)
多摩センター駅から賑やかなカラフルな「パルテノン通り」を進むと階上に80段の大階段、8本柱のパーゴラなど特徴的な外観を誇る複合文化施設「パルテノン多摩」(多摩市のシンボル)がある。その先の丘の上に芝生広場と大きな池が配され「多摩市のセントラルパーク」とも呼ばれている「多摩中央公園」はある。面積は112,992m2。晩秋は多くの樹々の紅葉で彩られ一年で一番美しい時を迎えている。その「大池」では数十羽の「カモ」が優雅に泳ぎ時折池に潜り餌を探し、羽をパタパタと水浴びと自由である。当園は30年以上が経過し、各施設の老朽化や周辺環境の変化、パルテノン多摩のリニューアルオープンや中央図書館の新設と合わせて現在改修整備中で来年一杯迄掛かるようである。(2312)