相模原市南区磯部に墓所数は4000区画超えという相当大規模の日本庭園陵墓「紅葉亭」はある。ここは「相模原オープンガーデン」の一つに登録されるほど春には桜、秋には紅葉と四季折々の景色が美しい日本庭園がある。「紅葉亭」という名がつくくらい「紅葉の名所」である。当霊園は数寄屋・蔵造り建物、石垣、樹木、草花、水琴窟、池、常夜灯、灯籠、園路の敷石等、すべてを本物に拘って造りあげられているといううたい文句である。庭園内には池や滝が配され鯉が悠々と泳いでいる。四季折り折り、ショウ、もみじ、楓、枝垂れもみじ、ナンテン、ソメイヨシノ、富士桜、金キャラ、枝垂れ桜、ハナモモ、ヤマモモ他の樹木、シュウメイギク、ユキノシタ、ツワブキ、福寿草、吉祥草、エビネラン、シュンラン、スイセンなどが花が咲き乱れる中で、今がもっとも「美しい紅葉」の世界へと誘ってくれる。(2312)
港区南青山という一等地に青山家菩提寺の浄土宗寺院「長青山寶樹寺」(梅窓院)は鎮座している。創建は寛永20年(1643)。本尊は阿弥陀如来像。寺伝によれば大本山増上寺十二世普光観智国師を勧請開山、郡上八幡城主、徳川家康公以来の家臣「青山大蔵少輔幸成」が開基となり青山大蔵少輔幸成の側室を大檀越として「青山家」下屋敷内に創建とある。地下鉄「外苑前」駅出口前にあり、参道の両側には竹林が覆って独特の雰囲気を醸し出している。竹林の中に灯篭、石碑、がありその先に不老門が構えられている。山門を抜けると寺院らしからぬ近代的なビルのような建物の中に「本堂」、「祖師堂」がある。本堂の左は墓所となっており中央部に「最勝宝塔」が建っている。境内、墓域は今、美しい紅葉で彩られている。当寺所蔵の泰平正観世音菩薩像は江戸三十三観音霊場24番、東京三十三観音霊場7番札所でもある。(2312)
町田市本町田に広大な寺域を有する日蓮宗の古刹「久住山宏善寺」鎮座している。創建(伝)は文永8年(1271)。本尊は三寶祖師。町田市内では小山田の「大泉寺」、三輪の「妙福寺」と並ぶ大寺院である。全ての堂宇は暦応元年(1338年)に再建。「山門」を抜けると右小丘に「日蓮上人像」があり、参道中央に入母屋木造瓦葺の「仁王門」が構えられている。その正面に室町時代様式を模した朱色の「本堂」、その横に木造入母屋造の「日朝堂」がある。「鐘楼」と小像の番神三十軀を安置する「番神堂」周りの紅葉は鮮やかに色づき美しく華やかな寺域・境内となっている。(2311)