相模原市南区新戸、集落のほぼ中央に位置し近くにある「白山姫神社」と共に旧新戸村の鎮守「新戸日枝神社」は鎮座している。総本社は天台宗延暦寺の地主神、日吉山王権現、元官幣大社の「日吉大社」。創建年代は不詳だが江戸時代には「山王社」と呼ばれていた。祭神は大山咋命。 鳩川沿いに進むと昭和24年に改修された日枝神橋の前に構えられている「鳥居」を抜けると、境内正面に「社殿」があり、丸石を納めた小さな祠が祀られている。拝殿左に境内社災害除けの神「第六天社」が祀られている。新戸村では「第六天原」と呼ばれる丘の上に祀られていたが陸軍学校建設のため接収の理由から戦後30数年を経て当境内に遷座した。現在は行われていないが、かつては農作物に害を与える雹除けの「氷祭の神事」が行われていたようである。(2312)
相模原市南区麻溝に四季の花が絶えない市民のオアシス「相模原麻溝公園」はある。今、管理事務所前の広場の一角に鉢植えであるがなんとも珍しい「イチゴノキ」が小さな蕾と苺のような実を数十個つけている。苺の実に似ていることから「イチゴノキ」または「ストロベリーツリー」と呼ばれている。一見アセビを大きくしたような濃い緑色の葉をもち、白い壺形の小さな花を、晩秋に咲かせる。木になる実は丸くて赤く色づきなんとも可愛いらしい。果実は鑑賞用あるいはジャムや果実酒などにできるようである。味はイチゴというよりは「ヤマモモ」に近いとのこと、一度は食してみたいものである。(2311)