<人間テレポーテーションの動画>
さて、人間のテレポーテーション理論だ。
この理論を把握するにも、動画は大きな助けを与えてくれる。
言葉での説明に先行して、前回に引用した二つ目の動画を再び提示する。
後半部分に人間テレーポーテーションの理論が描かれている。
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<二つのカプセル>
言葉で説明するとこうだ。
光子などの粒子(量子)をペアー粒子(N , P としよう)に分割する。
双方の粒子はエンタングルメントしている、つまり、絡み合っている。
ニューヨーク、パリの地点に、各々人間(Aさん)が入れる大きさの粒子カプセルを造る。
それらカプセルには、人間を構成している粒子の組み合わせを示す情報(枠組情報ないしは設計情報といってもいい)をキャプチャーできる機能が装備されている。
スキャナーのような機能だ。
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さて、ニューヨークのカプセルにAさんが入る。
そこで、彼を構成している粒子の枠組(設計)情報をスキャンする。
その情報を粒子Nに重ね合わせる。
出来上がった情報をパリに送る。
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パリでそれが読み取られると、パリの粒子カプセルにAさんが出現する。
同時に、ニューヨークの粒子カプセルでは、Aさんを構成していた粒子がバラバラになって飛散し、Aさんは消滅する。
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これは前回に見た量子テレポーテーションと別なようだが、基本原理は同じだ。
人間を構成している粒子も波動でできている。だから、根源は光子と同じだ。
それ故、光子がテレポートされれば、人間も全く同じ原理でテレポートされるはずだ。
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ただし、人間は単体の粒子ではなく、粒子の組み合わせでできている。その組み合わせ(設計)情報が、人間のテレポーテーションの場合は介入する。
動画は、その理論像を描いている。
~今回はここまでにしよう。
(「学び方23 ・・・完)