鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

「正しい学び方」24~人間テレポーテーションは起きていた~

2020年12月05日 | キリスト教の正しい学び方

 

 前回に示した人間のテレポーテーションは理論上のものだ。
それに沿った実験がなされたかどうかは知らないが、なされたとしても、成功していないだろう。
 
 だが、理論に驚くほどに対応する出来事が、今から二千年前に新約聖書の『使徒行伝』に記録されている。著者は医師だったルカだ。
 
<ルカによる記録>
 
 これはもう、聖句そのものを提示するのがいいだろう。
少し長いが引用してみる~。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「・・・主の使いがピリポ(イエス12弟子の一人)に向かってこう言った。
『立って南へ行き、エルサレムからガザに向かう道に出なさい。
(このガザは今、荒れ果てている)』
 
そこで、彼は立って出かけた。するとそこに、エチオピア人の女王カンダケの高官で、
女王の財産全部を管理していた宦官のエチオピア人がいた。
彼は礼拝のためエルサレムにのぼり、いま帰る途中であった。
 
彼は馬車に乗って、預言者イザヤの書を読んでいた。
御霊(聖霊)がピリポに『近寄って、あの馬車と一緒に行きなさい』と言われた。
 
 そこで、ピリポが走って行くと、預言者イザヤの書(旧約聖書の「イザヤ書」)を読んでいるのが聞こえたので、
『あなたは、読んでいることが、わかりますか』と言った。
すると、その人は『導く人がなければ、どうしてわかりましょう』と言った。
 
そして馬車に乗っていっしょにすわるように、ピリポに頼んだ。」
 
 『使徒行伝』8章26-31節
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
~長いのでここで一区切りしよう。
ピリポはイエス12弟子の一人だ。この時点ではイエスは復活し天に昇って、地上にはいない。
 
 イエスは代わりに、聖霊を送ってきている。
その聖霊がピリポに、宦官の馬車に近づくように命じ、ピリポは従った。すると宦官は彼を隣に座らせた。
続けよう~。
 
 
<「イザヤ書」の聖句>
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「彼が読んでいた聖書の箇所には、こう書いてあった。
『ほふりばに連れて行かれる羊のように
また、黙々として
毛を刈るものの前に立つ小羊のように、
かれは口を開かなかった。
彼は、卑しめられ、そのさばきも取り上げられた。
彼の時代のことを、誰が話すことができようか。
彼のいのちは地上から取り去られたのである。』
 
 宦官はピリポに向かっていった。
『預言者は誰についてこう言っているのですか。どうか教えてください。自分についてですか。それとも、だれかほかの人についてですか』」
 
             『使徒行伝』8章32-34節
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
~こうしてピリポはイエスを説明する時を与えられるのである。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ピリポは、口を開き、この聖句から始めて、イエスのことを彼に述べ伝えた。」
 
               『使徒行伝』8章35節
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
<宦官バプテスマを求める>
 
~すると、宦官はイエスを知信してバプテスマを求める。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「道を進んでいくうちに、水のある所に来たので、宦官は言った。
『ごらんなさい。水があります。私がバプテスマを受けるのに、何かさしつかえがあるでしょうか』
そして馬車を止めさせ、ピリポも宦官も水に中に降りていき、ピリポは宦官にバプテスマを授けた。」
 
 『使徒行伝』8章36-38節
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
<ピリポに神秘事象が起きる> 
 
~そしてここで驚くべきことが起きる。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  「水から上がってきたとき、主の霊がピリポを連れ去られたので、宦官はそれから彼を見なかったが、喜びながら帰って行った。
それからピリポはアゾトに現れ、すべての町々を通って福音を宣べ伝え、カイザリアに行った。」
 
                     『使徒行伝』8章39-40節
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
<神秘事象から自然事象へ>
 
 この出来事を、ルカは淡々と記録しているようにみえる。だが筆者は従来これを、驚くべき子と、ただただ超自然で神秘的なことだとしか、受け取れなかった。
 
 けれども、量子テレポーテーション理論を知った後には、これを自然の中に起きる物理学的現象だと認識する道が開けた。
 
+++
 
 ここでの「主の霊」は聖霊と解しても、聖霊の名を受けた天使と解してもいい。筆者は天使と解するのだが、とにかくその霊は、ピリポを量子テレポーテーションしていると考えることができるのだ。
 
<ピリポの量子テレポーテーション>
 
 ピリポが最初に宦官に出会った地はガザである。そこからアゾトという地に、テレポートされているとイメージできる。
 
このとき「主の霊」が光子のペアー量子を作り、ガザとアゾトに置いた。
次にピリポという人間からその設計情報をスキャンし、ガザの粒子(量子)に重ね合わせた。
 
次いで、その情報をアゾトの粒子に重ね合わせ、それを読み取る。するとなんとピリポが忽然とそこに現れるのだ。
同時にガザの側のピリポを構成していた粒子(量子)はバラバラになって飛散し、ピリポは忽然と消えたる。
~そう考えることができる。
 
+++
 
 ガザでのペアー量子の作成 ⇒ その片割れのアゾトへの設置 ⇒ ピリポの設計情報のスキャン ⇒ その情報のガザのペアー量子への重ね合わせ ⇒ その重ね合わせ情報のアゾトでの読み取り・・・。
 
 これらの作業を天使が瞬時にした、と解すれば、『使徒行伝』の著者ルカが記録したこの事件が、自然界に十分あり得る物理学的現象だ、とイメージできるのである。
 
(「学び方」24・・・完)
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする