Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

今年初めてのセミの声

2016年07月17日 21時24分00秒 | 天気と自然災害
 本日は私の住む団地で初めてセミが鳴いた。今まで聴き洩らしていたのかもしれないので、私の耳に入ったのが初めて、という風にしておこう。多分ニイニイゼミだと思うが、私はどうも蝉の鳴き声の判別が苦手である。ミンミンゼミとツクツクボウシは分るのだが‥。

 私の団地は大きな樹木が多いため、周囲に比べて春はウグイス、夏は蝉、秋は虫の声がとても目立つ。嬉しい限りである。
 蝉が季節を察知する能力は、かなり正確であるといわれる。梅雨明けと同時に鳴き始める蝉が、圧倒的に多数であることは経験的にも知っている。この蝉はもう梅雨明けと判断したのだろうか。残念ながら天気予報はこれから1週間はぐずつくとなっている。

 さて、蝉と天気予報とどちらに軍配が上がるであろうか。

横浜でも震度4

2016年07月17日 18時16分48秒 | 天気と自然災害
 昨夜22時過ぎの秋田県八幡平付近の地震は深さが10キロ未満ということで、火山との関係を一瞬疑ったが、それは杞憂であった可能性が高かったようだ。
 そんなことが頭に残っているうちに、本日の昼過ぎ13時28分に茨城県南部付近で震度4の地震が発生した。横浜の私の住んでいる地域も飛び地のように深度4が表示された。
 出かけようとする直前で、椅子に座ってボーッとしていたら、妻が「地震」といった。鈍い私はその縦揺れには気がつかず、数秒後の横揺れから地震であると感知した。
 それほどの揺れには思えず、震度3の表示位かということと、揺れの鋭さを感じなかったのでいつものとおり茨城県南部あたりか、反対の伊豆半島ないし最近多い八丈島近辺を想定した。しかし八丈島や伊豆半島ならば震源の深さは浅い可能性があり、横揺れがそれなりに持続したことと大きかったことから、浅い地震とは違うように感じた。
 出かけるのを遅らせてテレビ画面とスマホの情報メールを待っていたら茨城県南部で深さ40キロと表示された。一応想像が当たっていた。この場所は地震の巣であり、繰り返し深度5強くらいの地震が発生している。大きな揺れとならなければありがたいのだが。
 しかし震源にここより近い東京や川崎が震度3、さらに横浜市域全体も震度3以下で私の住む場所だけ深度4というのに驚いた。そしてそれほどの揺れとは思わなかった。
⇒【http://www.jma.go.jp/jp/quake/20160717132843395-171324.html


伊藤若冲「花鳥蔬菜図押絵貼屏風」

2016年07月17日 11時03分14秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


今回も「若冲と蕪村」展の図録から。昨日取り上げた「蔬菜図押絵貼屏風」よりは36年も早い1760年、45歳の同じく水墨画作品。高さ138センチ余、巾50センチであるから幅は広いが高さが低い。
 つい二つを比べてしまうが、大きな違いは晩年の作が蔬菜だけなのにこれは花鳥が描かれている。描かれているのは、右双の右から白梅、松と小禽、藤と鶏、柳と叭々鳥、竹と鶴、南瓜、左双の右から蓮、秋海棠、菊、鴛鴦、水仙、柏の木と鷹、となっている。
 晩年の策が仏画に近い性格なのに対して、これは古来からの水墨画の題材を描いている。晩年の大胆な題材ではない。黄檗僧の鶴亭の影響を受けた作品とのことである。
梅や松、鷹などは強い筆使いであるが、晩年の作品のように対象をひとつに絞って、それだけを描くのではないので、両者を比較すれば散漫に見える。
 ただし構図や配置の仕方、余白の在り方が私の好みである。鶴亭の作品も展示されていたが、大胆に画面いっぱいに描かれていて少し窮屈に感じた。