Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ベートーベン「チェロ・ソナタ#1~#5」

2016年07月20日 23時26分08秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 聴いている2枚組のCDはヨーヨー・マのチェロ、エマニュエル・アックスのピアノの演奏で、1981年から85年にかけての録音である。チェロソナタのほかに「「魔笛」の主題による7つの変奏曲」と同じく「12の変奏曲」が収められている。
 実はこのCDはずいぶん聴いていると思う。バッハやブラームスなどのチェロの響きとはずいぶん違うような気がする。単に作曲者が違うというのではなく、チェロという楽器の特質の捉え方の差が、こんなにも響きの違いに現われるのか、という感じがする。
 本日一枚目、第1番、第2番、第4番を聴き始めたばかり。感想は後日記してみたい。



突然の強い雨

2016年07月20日 21時20分20秒 | 山行・旅行・散策
 19時15分位から突然に強い雨が降り出した。雷注意報は17時ごろに発表となっていたが、こんなに強い雨が降るとは想像もしていなかった。また雷はなっていない。
 「レインアイよこはま」を見ると私の家の周囲では時間雨量80ミリ未満の表示となっている。降っているところは横浜市の中心部から北部にかけてのごく狭い範囲である。北からゆっくり雨の区域が南下しているが、20時現在どうも私の家の付近で停滞してしまっている。
 20時を過ぎたあたりからようやく小降りになり始めた。しかし三鷹市あたりからいくつかの雨の区域が南下しており、このまま雨が上がるようには思えない。しばらくはこの雨が続きそうである。
 さらに風が強くなってきた。樹々の梢を揺らし始めた。雨の音と、木の葉の音が微妙に混ざり合っている。気温は下がってきているようだ。

 昼間、蒸し暑かったが、講座が正午に終わった後、みなとみらいから関内駅まで歩き、年金の手続きを済ませた。再び関内駅から横浜駅まで歩き、家電量販店と本屋をまわってから再び家までウォーキング。約1万8千歩。汗はかいたもののすっきりとした気分にはならず、深夜に再度5千歩ほど歩こうとしていたがこの雨が続きそうなので断念。汗で湿った服を妻がもう洗濯を始めてしまった。たとえ雨が上がったとしても、また汗をかくようなことをしてはご機嫌を損ねかねない。
 スマホの歩数計はいくらやっても動かないので、使用を断念。別のアプリをインストールすることにした。このスマホの歩数計はもう4年は使っている。別途購入した歩数計と極めて近い数字を示してくれている。2万歩歩いても差が100歩ほどということもあった。差が多くても1万歩で500歩であったので、二つを併用していた。残念である。

茨木のり子の詩より

2016年07月20日 19時39分28秒 | 読書
 「茨木のり子詩集」から目についた作品をふたつ

  倚りかからず

もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ



  みずうみ

〈だいたいお母さんてものはさ
 しいん
 としたとこがなくちゃいけないんだ〉

名台詞を聴くものかな!

ふりかえとる
お下げとお河童と
二つのランドセルがゆれてゆく
落葉の道

お母さんだけとはかぎらない
人間は誰でも心の底に
しいん静かな湖を持つべきなのだ

田沢湖のように深く青い湖を
隠し持っているひとは
放すとわかる 二言 三言で

それこそ しんと落ちついて
容易に増えも減りもしない自分の湖
さらさらと他人の降りてはゆけない魔の湖

強要や学歴とはなんの関係もないらしい
人間の魅力とは
たぶんその湖のあたりから
発する霧だ

早くもそのことに
気づいたらしい
小さな
二人の
娘たち