Sightsong

自縄自縛日記

『アザー・ミュージック』

2022-10-23 21:53:46 | アヴァンギャルド・ジャズ

アザー・ミュージックはニューヨークのイーストヴィレッジにあったレコ屋で、タワレコの真向かいに作ったからこの名前。イメージフォーラムでこの店のドキュメンタリー映画を観てきた。

閉店を惜しむ音楽パレードの中に、先日亡くなったトランペッターのジェイミー・ブランチの姿を見つけていきなり嬉しくも悲しくもあり。

店員になるとここで扱う「other」なミュージシャンの名前を覚えなければならないが(リストの一番上にKaoru Abeが見えた。AにBだから)、もちろんそれはかれらにとって苦ではない。ジャズでいえばウィリアム・パーカーとアラン・シルヴァのインストアライヴ。さよならコンサートにはマタナ・ロバーツの名前も。棚のカテゴリーの「IN」はいろいろ、「OUT」は「うーん、シュトックハウゼンとか」(依然わからない)、「THEN」は当時モノ。

閉店前の2015年、ニューヨークに暮していたサックスの吉田野乃子さんが案内してくださって、いちどだけ入ったことがある。やはりニューヨークの地下鉄でいまもサックスを吹く白石民夫さんのレコードがいきなり目に飛び込んできて驚いた。僕はひとりひたすら選んで何枚か買ったけれど、博識な店員との会話も多かったらしい。レコ屋はコミュニティ的になっていくべきだし、それでこそのレコ屋なんだろうな。最近新宿のレコ屋で店員さんにあのう齊藤さんですよねと声をかけられて、レア盤に関する相談を受けた。それは嬉しいことでもあったし、たぶん、アザー・ミュージックもそういう喜びに満ちていたのだろう。


林栄一+國仲勝男+小谷まゆみ@阿佐ヶ谷Yellow Vision

2022-10-23 08:10:11 | アヴァンギャルド・ジャズ

阿佐ヶ谷のYellow Vision(2022/10/22)。

Eiichi Hayashi 林栄一 (as)
Kastuo Kuninaka 國仲勝男 (b)
Mayumi Kotani 小谷まゆみ (voice)

林栄一さんの音、わかってはいても体感するたびに痺れる。<見上げてごらん夜の星を>など反則だ。

Fuji X-E2, XF60mmF2.4

●林栄一
MMBトリオ with 神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)(2022年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
林栄一+武田理沙@公園通りクラシックス(2021年)
Fado-mo-two@in F(2020年)
「飴玉☆爆弾」@座・高円寺(2020年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
リューダス・モツクーナス『In Residency at Bitches Brew』(JazzTokyo)(2018年)
<浅川マキに逢う>ライブ&上映会@西荻窪CLOPCLOP(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年)
林栄一+小埜涼子『Beyond the Dual 2』(2014-15年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
早川岳晴『kowloon』(2002年)
往来トリオの2作品、『往来』と『雲は行く』(1999-2000年)
高瀬アキ『Oriental Express』(1994年)