『RAdIO』(地底レコード、1996, 99年)を聴く。
川下直広 (sax, vln)
不破大輔 (b)
芳垣安洋 (ds)
渋谷毅 (org)
川下直広の濁ったサックスも、不破大輔の挑発的なベースも、マーチングバンドの勢いを思わせる芳垣安洋のドラムスも、すべてが良い。
何より、渋谷毅のオルガンのカッチョ良さに吐きそうになり、卒倒しそうになり、また陶然とする(本当)。いや攻める、攻める。渋谷毅オーケストラでも、浅川マキの歌伴でも、渋谷さんは時折立ち上がり、ピアノの上に置かれたオルガンをぎゅい~んと弾き、突然攻めの姿勢に転ずる。90年代の頭ころにはじめて観たときにはやかましいなあと感じたオルガンだが、それが突き刺さってくるのには時間がかからなかった。かなりのヴィンテージものだと聞いたことがあるがどうなのだろう。
この『RAdIO』は、かつて同じ地底レコードからカセットテープ版が出ていて、よく聴いていた。同じメンバーだが、CDとは異なる音源である。なかでも、「Dava Dava Dava」(フェダインも演奏)がとても良かった。ずいぶん前に問い合わせると、これをCD化する計画はないということだった。残念・・・。
●参照
ネッド・ローゼンバーグ@神保町視聴室(芳垣安洋)(2014年)
高木元輝の最後の歌(不破大輔)(2000年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
渋谷毅+津上研太@ディスクユニオン(2011年)
渋谷毅+川端民生『蝶々在中』(2011年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
渋谷毅+森山威男『しーそー』(2001年)
浅川マキの新旧オフィシャル本
宮澤昭『野百合』(渋谷毅)(1991年)
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
浅川マキ+渋谷毅『ちょっと長い関係のブルース』(1985年)
浅川マキ『闇の中に置き去りにして』(1998年)
渋谷毅のソロピアノ2枚