言わずと知れた大阪の人情劇団、いやハートフルコメディを主情とする人気劇団「劇団伽羅倶梨」の35周年記念公演である。
一口に演劇で35周年というのは、小劇団ではあるかないかのギネス記録モノではあるまいか、と思われるほど驚異的なことであろうと思う。僕はまだ5,6年ほどしか付き合っていないが、いつもほろりとさせられる大阪の人情喜劇(いやハートフルコメディか)に元気をもらっている。好きな劇団である。
今回は総勢13人。日本版「ロメオとジュリエット」、しかも2世代続いての。それをとある小さなどこにでもある街中でやるのだから、設定の段階で大成功である。しかも13人がそれぞれ実に生き生きしている。
ふつう13人も出演者がいたら、半分以上は添え役になるものだが、この劇はそうはならない。全員がある意味主役である。そこがナオミさんはうまい。愛があるんだろうなあ、こういうところが35年続いている劇団のヒミツであるのかもしれない。
35年というからには40年を目指して頑張ってもらいたい。大好きな劇団である。
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