青トーンの映像、スピード感を意識したカット割り、まあかなり凝った映画作り、こういうのをスタイリッシュと言うんだろうなあ、なかなか面白い作品でした。
まあ混み入った脚本作りはそれほど新鮮はないものの、疾走感が2時間ずっと溢れていたので製作者の想いは感じられる作品となっている。
マーク・ストロングの厚顔に拮抗するマカヴォイのしなやかさは思ったより悪くない。個性的である。意外なワルであるべき、もうこれは定石通りの悪徳上司が迫力に欠けているのが何とも残念。アレっと思う間もなく殺される同僚の女刑事もほとんど印象がないが、これももったいない使い方だね。
何と言ってもアメリカとは違い、刑事のすべてが拳銃を保持していないというのが面白かった。ある意味日本に近いのでありますなあ。その割にはドンパチが始まるとどんどん人が死んでいくけど、、。
とは言え、全編退屈はしない出来ではあります。カップルでどうぞ。
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