女性の生き方を明治の初期から考え通した津田梅子の生涯。いわゆる元祖女性活動家であります。今から150年ほど前。女性は10代で結婚生活に入り、男性の添え物だった時代に、自ら女性には教育そのものが必要だという認識で、2度もアメリカ渡航したダイナミックガールズです。
前半がじっくり彼女の脳裏をめぐる人生を描き、後半はちょっと駆け足気味だが社会システムまでを見つめる展開を伴う。
彼女は自分の人生を100%生きたのか、それとも社会の現実に翻弄されたのか、、。けれども津田塾を創設し、女性の存在を少なくとも水面下からグーンと上昇させたのは間違いないところ。そんな力強さが感じられる演劇でした。
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