一時代の演劇の基本柱を守りながら、なおかつ劇の面白さを追求し続ける劇団です。今回は客演の若手を含めると20人弱の出演数。とにかく舞台狭し、年関係ないやと全員が躍動する。その根本的な役者の営みに観客は元気をもらう。
ある安アパートの一部屋にいろんな人生が蓄積されている。そこに迷い込む一通の手紙。そこはかと人生の機微を醸しながらも運動会のような波乱に満ちた激動が蠢いてゆく、、。それでも窓から降り続く雨音がすがすがしいシーンもあり、内藤は文学的である。
銭湯での男性陣の奮闘劇と言い、観客へのサービス精神はすこぶる高い。まっとうなものでは済まさない内藤のチャレンジ精神がすごいなあ。
70歳までは劇を続けると仰ってるから、劇団員も大変ですなあ。とにかくもう次作が待たれるわい!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます