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難波&梅田映画日記(6/9~6/10)

2008-06-13 16:45:53 | 書きとめ日記
問題作、要するに見たい映画が今かなりあります。朝からなんばに行き時間繋ぎにTOHOシネマズで韓国映画「今、愛する人と暮らしていますか?」。
あまり調べないで失敗することも多いのですが、窓口でこの映画はDVD上映で画面が小さいです、と言われた。どうしようかなあとも思ったが、別に他に変えるのも面倒なので見ることにした。するとチケットと共に男優のブロマイドをくれた。そうなんだ、これは韓流なのかなあ、と少々恥ずかしかった。

映画は始まると、家でDVDを見ているように上下が切れて、画面が小さく粒子も粗い。何か映像としての迫力もなくちんまりと見てしまった。
映画はダブル不倫の野心的な内容だったが、嘘っぽく感じたのは内容よりも映像に原因があったのかもしれない。

昼食を済ませ午後はいよいよ真打。ナンバシネポップスで「休暇」。
いつ呼び出されるか分からない死刑囚と世話をする刑務官のハナシだ。この映画はホントいい。生きることの意味を映像から見出すことは映画ファンにとっては嬉しい限りだ。
通常はだいたい2本で終わるものなのだが、今日はそれから心斎橋まで歩き心斎橋シネマートで「シークレット・サンシャイン」。
また韓国映画で、映画祭で各賞を受賞している話題作だ。前作「オアシス」は僕の当時のベストテンの上位に入っている秀作を拝したイ・チャンドンの新作。
うーん、思いがけずこれは神の不在を問題にした昔で言うとベルイマン的なテーマであります。韓国ではキリスト教信者は25%近くいるらしいです。道教、仏教も多く、西洋ほどではなくとも日本よりはキリスト教は普及しているのかも。

テーマは重いけれども、何か、主人公の身勝手なところは男性である僕には相容れないものも感じました。映画は秀作です。

翌日は軽い作品を見たいと重い、まず梅田TOHOシネマズで「マッジック・アワー」。
映画へのオマージュがいっぱいの面白映画です。コメディーとしても立派です。でも、三谷幸喜はやはり演劇のイメージが強いですが、、。
午後は何となく見たくなった天願大介の新作。前作「暗いところで待ち合わせ」は乙一原作のいいところが出て感心した映画だ。静謐なところが好きだ。
ところが同じ監督とは思えないトンデモ映画でした。面白いけれども、若い人には結構受けるかも。2時間30分は長くないとも思えました。
最近梅雨に入っているから空は芳しくない。でも、僕は涼しいときの梅雨は好きです。蒸している梅雨は最悪だけれど、、。
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1 コメント

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楽しそうですね、映画遍歴。 (アスカパパ)
2008-06-14 12:43:25
ヌートリアEさんの映画鑑賞の足跡が明確に綴られていて興味深く拝読しました。
DVD上映って、あるのですね。初めて知りました。
私はミーハー的要素があるので、受賞作品には興味が湧いてきます。「シークレット・サンシャイン」は確かカンヌで主演女優賞を受けたチョン・ドヨンの出演作品でしたね。心斎橋シネマートという映画館があるのですか。ナンバシネポップスも含めて、今度大阪へ行く時、もし時間があれば、何処にあるのか確かめたいです。
当地は「ザ・マジックアワー」のような、興行的に受けるメジャー的作品しか公開しません。寂しいことです。
ではまた。
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