原作「カラフル」のアニメ版は見たけど、かなり号泣したことだけ覚えている。日本でなく、タイで制作された実写版。見た実感はアニメ版とはかなり違うかなといった印象を持ちました。
こういう青春映画って僕は大好きで、というか、一方では僕の泣き所でもあります。無条件に許しちゃうところがあります。どうも僕の心の映画風景はこういうところを今でも彷徨っている感じがします。映画を見ていてこの時代にストーンと戻ってしまうのです。
ということで、この映画もまさにそれで、90日という時間制限の中、ある一人の少年の胸の内に入るわけです、、。
背景にある高校のハイソサイティぶりが現在のタイの経済発展ぶりを象徴しているんでしょうが、イメージしていたタイからはうんと遊離していました。(それは個人的なことだからどうでもいいことだけど、、)人々もかっこよく、タイのイメージを180度違えています。
こういう作品は韓国やタイなど日本でないことから、実にピュアなイメージに包まれるのだと思います。日本映画の実写版だったら、こうは行かないだろう。大人でも十分鑑賞に堪えられる出来に達しています。タイ映画の水準の高さを感じ取れる映画です。いい時間でした。
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