突劇金魚の劇は、最後は東京の駒場まで行って見た『漏れて100年』が2年半前で、本当に久しぶりだ。今回の劇は自前のアトリエ公演である。日差しが強い道路側で30分待ち、そして家屋に通される。
古い民家をアトリエにしたのかなあ、作りがまさに普通の家屋である。古くて頼りない急階段が目の前に迫り、手すりを頼りにやっとこさ階段を上る。階段上には若い女性がいたように思うが、余裕がなく、やっとの思いで階上へ着く。そしてそこには20人ほどの観客席があった。
前説が始まり、階上にいた若い女性がサリngROCKさんであることに気づく。しまった、何か声をかけておけばよかった。と、心の中でつぶやく。
彼女は芝居熱心で、あちこちの劇場でよく見かける。背が高く、美人だから目立つこともあるが、、。でも今までお話ししたことは一切ない。僕は引っ込み思案だし。
と、関係ないことばかり書いてる。
劇の方は、数分もすれば、いつも通り、彼女の世界にどっぷりと浸かってしまう。今回はお母さんが蛇の息子の話である。母親だけでなく、この息子は男女共、のいわゆる両刀遣いで、サラリと現代の若者の風俗なども匂わせる。
家には母親のための餌を飼い、真冬でも春のような陽気を保持するための努力を息子はしている。もはや、普通の人間からすれば完全異常な男なんだが、そんなことは一切息子は感じ取れない。ただただ、母親を生かしたいがために翻弄する毎日だ。
この劇のフライヤーのような絵の世界がこの劇を物語っている。おどろおどろしてはいるが、可愛くもある。そこには確かに現代に潜む小世界があった。
彼女もこういう世界に入り込んで数年。初期のような愛らしい女性っぽい作品からは隔絶し始めて数年経つ。この作品を見てまだまだこの世界に彼女の興味があることに気づく。
彼女独特の世界観がドバーッと開眼しているのだが、いかにも暗い。初期の作品から較べると色彩的にパレットで様々な絵の具を混ぜ、どんどん色がくすんできたような感じもある。彼女が内面にどんどん入り込んでいるのが分かるが、たまには何かを解放した作品も見たい気がしますね。
僕自身は、久しぶりに彼女の作品もじっくり見れて、また相変わらずおきれいなサリngROCK と対面できて、すこぶるうれしい日であった。
突劇金魚アトリエは2014年の6月に『短編作品集』をされた際に行きました。確か5versionあって全てのversionを観るために2回観ました。時間ギリギリに駅に着いて迷ったので電話しましたね(苦笑)
突劇金魚は上記と2015年4月『ゆうれいを踏んだ』だけしか観てないかな。。サリngROCKさんは『短編作品集』の時にお話した感じでは好印象な方でした(笑)やまだまさゆきさんはマイナスのイメージがあります(笑)好きな役者さんですが。。
2016年1月にアトリエS-paceでの観劇後観劇仲間と京阪野江駅近くのバーミアンに入るとサリngROCKさんが居られて何か書かれてたな(笑)後は観劇に来られていた際に何回かお見掛けしてますね。
【4月の予定です】
⚫右脳爆発※
⚫テノヒラサイズ※
⚫熊の宅急便企画※
⚫劇団Ping Pong DASH※
⚫Aga-risk Entertainment*
⚫劇団21世紀枠
⚫Z system×神戸三宮シアター・エートーコラボ企画*
⚫神戸大学演劇研究会はちの巣座
⚫龍谷大学劇団未踏座
⚫大阪大学劇団六風館
⚫ONE OR8*
⚫Cheeky☆Queens*
⚫関西大学文化会演劇研究部学園座
⚫大阪大学劇団ちゃうかちゃわん
⚫Unit ミートゥ
⚫劇団時乃旅人
⚫劇団ケッペキ
⚫演劇集団関奈月
⚫神戸大学演劇部自由劇場
⚫同志社小劇場
⚫立命館大学劇団月光斜
※観劇済み
*予約済み
※ *以外は考え中
セントさんと被るものはあるかしらん?
やまだまさゆきさんはメガネかけてたんで、しばらく分からなかったです。いい芝居でしたけど。
大学の方は遠くてあまり行けませんね。
それでは。
龍谷大学劇団未踏座は初観劇の予定でしたがこりっちの日時が間違っている(未踏座のTwitterの日時と異なる)ようでまた見送ることになりました。
確かに。書き忘れましたが劇団ケッペキも京都大学学生部公認サークルですし演劇集団関奈月も関西学院大学文化総部ですしね。
少し前コメとは変更したスケジュールでほぼ予約しましたが21本観劇予定の内8本は学生劇団を観に行く予定ですしね。
まぁ今年は観劇費を抑えたいこともありますが学生劇団もレベルが高いので。こりっちやDFGに載せてくれていれば都合さえ合えば行きたいな、と。
学生劇団の公演についてははるさんの観劇ブログ「ボクは好奇心のカタマリ」
( http://s.ameblo.jp/gooharuhide/comment-12112668586/ )に
オリジナル脚本ではなく、過去に一般公演で好評を得た戯曲をそのまま無料で観れるのは魅力ですし、学生さんで常に学校で集まれることがプラスにはたらき、真面目に取り組んでいるグループはとてもクオリティーの高い芝居や作り込んだ舞台美術が魅力ですね。
終演後一列に並んでの「ありがとうございましたー!」役者さんの挨拶も毎回心洗われる感じが好きで、特にいい作品を見せて頂いた時はこちらが泣きそうになりますね。
という意見もありますし。既製台本の方が下手にさえ演らなければ面白さは保証されますしアテ書きではないこともあって役者も演技の勉強になるでしょうしね。
阪大の劇団ちゃうかちゃわん、隕石少年トースターの山内直哉さんの出身劇団の関大劇団展覧劇場、MONOのメンバーの出身劇団の劇団立命芸術劇場、龍大劇団未踏座、同大第三劇場など(神大自由劇場もたまに)は学生劇団ながらオリジナル台本で公演されていますがアタリハズレも多い気がします。
学園座には昨年から注目しているアディ男さんという男性役者がおられますし劇団六風館もこの前の劇団チェリーボーイズの公演で沖野さんという魅力的な男性役者を発見しましたしね。
関大のKUシンフォニーホールは座席がフカフカですよ~(笑)