昨年の年末に見たDanieLonelyの演劇が素晴らしく今回も期待して行ってきました。今回もまた狭い劇場でしたが、それでも一応ちゃんとした設備等もそろった斬新な劇場です。
話はとある国境線の雇われ警備員たち。不思議な4人の男たちの生き様である。この演劇は見ている間より見終わってからの方が不思議と余韻が強い。そしていろいろ考えさせられる。
戦争とは何か。国境は何か。ヒトはなぜ憎しみ合うのか。ミサイルに対抗するシャボン玉ではなぜだめなのか。そして自由とは何か。
ラストは美しいと思っていた彗星が実はミサイルだったというブラックで終わるが、彼らを残し支配者たちは遁走していたのだった、、。
いつもそうなのだが、彼らの演劇は途中で意味のない会話が延々と続く。今回はメスカマキリは何故夫たるオスカマキリを食べてしまうのか、だった。
でも、それがいいのだ。学生時代に戻るような他愛ない会話が自由で伸びやかで楽しくとてもいい。そんな感覚を全面的に演劇に出している劇団も少ないと思う。
次回はまた年末か。楽しみにしよう。
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