演りだおれは2回目の観劇。前回はスペース9で、別役ものだった。やはり若い人が演じる別役はフレッシュだった。
そして今回。えらく凝っている。舞台装置から、小道具まで、そして脚本が宇宙を背景にしているので話(というものもそれほどないけど)がどんどん広がってゆく。
星が止まってしまうとどうなるんだろう、、。宇宙の始まりにまでたどり着きそうな展開で、あの小さなウイングフィールドが一瞬プラネタリウムのように思えてきました。
僕たちはこの宇宙の中に生まれ、そして生を歩んでいる。いつかは星の誕生の元となる塵とガスに戻るんだろうけど、それまではこの雄大で、自由な宇宙の片すみで何かを感じていたい。そんな思いを持って劇場を出ました。
全体にポエムだと思いました。そして多少別役の影響を受けたのだろう不条理感も漂っていました。いい舞台で余韻が残ります。
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