何でもない映画なんだけど2時間があっという間で、実はこの2時間に人生の大切なものがぎっしりと入っていることに後で気づく、という宝石のような映画です。
ということはファンには気づかない脚本の作り込みが半端じゃないということなんでしょうな。昔のアメリカ映画って、全体的にこういう作り方をしていた気がするなあ。だから日本映画と違い、僕には魅力的で、明るく素敵だったような気がする。
最後まで実は話がじっくりと展開している機微の配慮はこの映画の秀作であることの証拠だ。こういう映画を名人芸だというんだよなあ、、。
もちろん、ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイの好演技もあるけど、周囲のあまり知らない俳優陣の新鮮さもこの映画をハイレベルにしてるネ。魅力的だ。
いろんな映画を作っているハリウッドだが、こういう映画をしっかりと作ってくるその映画人の層の厚さに驚く。まだまだ映画は文化面をリードできると思います。
最近の掘り出し物映画です。
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