アメリカとは朝鮮にとって何なんだろう、というまずストレートなテーマが日本のそれとダブってしまう。隣国とはいえ、状況的にはまったく同じ。だが、政治的なテーマにしていないところがギドクの才能だろう。あの治療した目をまたつぶしてしまう女の子は谷崎の「春琴抄」だし、ハーフの男の子の心の慟哭もなぜか今村昌平風で日本的なものを凄く感じてしまった。
一番分かりづらかったのはその共通の友人であるが、それはギドク自身だろうから、かなり芸術的虚構が考えられ仕方のないところ。でも、そのギドク独自の世界の広がりはさすがとうなります。
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一番分かりづらかったのはその共通の友人であるが、それはギドク自身だろうから、かなり芸術的虚構が考えられ仕方のないところ。でも、そのギドク独自の世界の広がりはさすがとうなります。
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