サマーは日本で言うと鈴木杏がそんな感じで、美人なのか良く分からない、時々ブスにも見える、要するに風変わりな魅力の女の子なのである。でもそんな女の子にかぎって意外と自分をしっかりと持っている。
男は少々ナヨッており立派な植物系男子である。ただし僕は最近こんな古ーいタイプはもう絶滅しているだろうと思っていたが、、。
この映画を見ていると恋愛って古今東西、時間を経ても、時代が変わっても変わらないなあというのが僕のまず感想。アレっと予想を裏切るのが、女々しい男子が主人公で、その彼の脳裏をシャッフルして映像化したのがこの作品だ。
今時こんな男の子がいるのか、と昔気質の僕は思うけれど、逆に男の子はどんどん女性化していき、女の子が男性化してきているのが現代なんだよね。
考えたら男と女の違いは生殖作用で一番区別されるわけだから、そもそも生殖をないがしろに考えている今のヤングからすれば、何故この世に男と女が存在し、子供時代からずっと男女同権雇用平等法に守られている現代社会において、男と女を区分するモノが存在するのだろうと思っているのだろう。
そう、この映画、ごくフツーのガールミーツボーイ映画であります。【きわ】さんが仰っているように、男と女を変えればごくごく普通の恋愛映画であります。でも、それさえ感じることのなくなった当り前のガールミーツボーイとして見てしまうことに、この映画の存在感はあると思います。
もう男も女も何があっても驚かないよね。そう、このコメントを読んでいる映画好きの人だったらそういう柔軟性はみんなあるはずです。みんな頭、柔らかいはずだもの、、。
一つ言えるのは悦びのなくなったのが現代の恋愛の一つの特徴だと僕は思えます。皆さんいかがですか?
平凡な映画好きな私・・少々場違いかな?とも考えましたが いつも 面白い映画を捜しているとヌートリアEさんのお名前とレビューをお見かけし 非常に頼もしく 参考にさせていただいております。
すでに観た作品に関しては 共感する事も多く・・これからの作品に関しても ハズレがありません。
私が観た作品では 近々に この「500日のサマー」が目に留まったので ここに登場してしまいました。50/50の彼・・草食っぽさが言い感じでした。
キアロスタミ監督の「トスカーナ・・」は見逃していたので楽しみにしています。
また・・沢山の作品を教えてください。
突然に・・気を悪くされたらすみません。
はじめまして。
早速ブログに行って参りました。女性らしき感性のブログで素晴らしかったです。
すぐ「サラの鍵」の評論があり、同感です。 ラストの感動は今年のベスト1入りするかもしれません。
「1枚のはがき」の大竹しのぶは確かに演技オーバーでしたね。でも、たまたま、あの演出場面を見たんですが、監督がそう演技づけてましたね。多少違和感が出ても強調したかったんでしょうか、、。
それでは、また。