彼らはファーストアルバム的なものというけれど、僕にはドキュメンタリー風の独白ものと感じられた。どこまでが嘘でどこまでが本当か。
そういえば、進信也さんは今回ずっと笑っていたけど、前々回はずっと泣いていたよなあ。彼の場合は表情と心が反対なのかもしれません。
それにしても、あの、ウィングフィールドを完全横側から舞台にした設定。舞台の右側には俳優たちの待機場所があり、そこで彼らは着替えもすることになる。もちろんそれはこの劇の計算に入っている。暗いけれど、スリリングで美しい。
彼らは集大成というけれど、まだなんか、今までのところの(そう、題名通りに)状況をまとめた感じだね。確かに、進君が引退をほのめかすあたりはドキッとしたけど、本当にそういうこともあったのかも。でももったいない。彼は正真正銘の役者であります。まだまだ役者を磨いてくれないと。
これまでの自分たちのいいところ、悪いところをこの劇で十分確かめたのなら、これをばねにして、次に段階に進んでほしい。なぜなら彼らは今や、関西屈指の自由爆竹劇団なんだから、、。早く次の新作を見せてくれ。
(金)柿喰う客『虚仮威』
(土)Case2『崖っぷちブルース』
(日)演劇ラボラトリー 空晴プロジェクまト公演『ボクらのサンキュウ』
(日)ステージタイガー『ファイアフライ』
の予定だったのが演劇ラボラトリー 空晴プロジェクト公演『ボクらのサンキュウ』が完売で行けず。
そう言えばセント様、Case2は御存知でした? アマサヒカエメの箱田貴大氏が脚本、KING&HEAVYの和田崇太郎氏が演出の神戸大学自由劇場OB現役の公演でした。
箱田貴大氏の作品は行こうとは思ったんですが、神大への道のりを考え断念しました。残念ですが、、。
今の高校生って、大したもんですね。そういや、べろべろの座長小山君もまだ18歳なんですよね。でも高校生も大学生も考えていることはそう変わらないような気もします。
僕も17歳から今まで全然進歩していないですからね。そんなものかも。
それでは、また。