こういう設定は僕は大好きだ。日頃は日常の一般人を装い、実は政府転覆をたくらむテロリスト集団の集まり。そのミッションの話。
ところが、石持だけにド派手からは程遠くある郊外での合宿での殺人事件の謎。ほとんど館内での出来事という閉塞感もあり、緊張感が常に漂っている。そしてさらにまた人が死んで行く、、。
ページ数が残り少なくなっているのに殆ど進展は見られない読者への圧迫感など、石持ちはこの作品類に絶対の自信があると見た。すこぶる面白い。けれど、そのうち忘れてしまいそうな軽薄感もあり、ここが石持の欠点でもあり、ある意味長所でもあるのだ。
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