セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2025年 映画 01本、 演劇 00本

近畿大学舞台芸術専攻30期生『プンティラ旦那と下男のマッティ』(作・ベルトルト・ブレヒト 演出・松本修)at東大阪市文化創造館  75点

2021-10-13 08:57:39 | 演劇遍歴

3時間に及ぶブレヒトの演劇の魅力を十分見せつける充実作だ。主題としては資本家と労働者を隔てる黒く重い河。それを意識してか、かなり楽しく明るい色調に徹しているので、見ている間はそれをちらほら感じる程度だ。

出演者の生演奏も入り、ダンスもあり、舞台上からの二人の立小便もあり、なかなか思い切った若者らしい溌剌さを感じる。実に練習たっぷりのいい舞台だ。

卒業公演なのでみんな一つの輝く地点を目指しているのが分かる。若い出演者たち、裏方たちの未来が見えるようだ。

 


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