映像が斬新、というか変わってる。何か全編、嵐のような息吹を感じる。映画のほとんどがカーチェイスシーンだ。しかも追ってくる車をどんどんかわし、この車の後には至る所でパトカーの残骸の山。場所はブルガリアのソフィア。何かエキゾチックだ。
というか、これだけの映画なんだけど、囚われの身の愛妻も(顔はいいけど、それだけの役柄でかわいそう)、侵入してくるわけあり風娘もそれほど魅力あるわけではなし。ましてや中年風情になってしまったイーサン・ホークにそれほどの哀愁も感じないけれど、1時間半、とにかく画面に釘付けになった。この集中力が快感なのである。この経験はすごいと思う。
場所はなぜブルガリアなのか、(恐らくこんなカーチェイスはアメリカでは撮影できないからなんだろうけれど)でもそんなことより、何故たった一台の車に100台以上のパトカーが翻弄されるのか、それはアメリカではありえない話であります。
でもそんなことより、この事件の黒幕がジョン・ヴォイトであることにすごくさわやかな後味があるのを感じ取る。それにしても懐かしいなあ、、(でも時々出てるなあ)。この映画、大好きです。
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