
リストラ請負会社に勤める凄腕面接官が主人公。この時代に読みたくないような内容だが、どうしてどうして、つらいハナシではなく、とても明るくそしてやはり厳しいハナシだ。
こんないたたまれないハナシを興味津々と読み進められるのは作者の社会への明晰な分析と何よりも人間へのたゆまない造詣のなせるわざかな。
ミステリー以外は最近小説を読んでいなかったので、僕にとってはとても新鮮だったし、何かすっぽりと普通のサラリーマン生活に入り込んだ気がした。たとえば女性から見た男の所在など普通男にはわからないことをこの作者は女の目で書いてみせる。実生活からかなり女性と知り合わなければ表現できない内容だけに、にったりもし、また少々驚いてしまう。
たまにこういう小説もいいなあ。続編もあるから読んでみたい。
こんないたたまれないハナシを興味津々と読み進められるのは作者の社会への明晰な分析と何よりも人間へのたゆまない造詣のなせるわざかな。
ミステリー以外は最近小説を読んでいなかったので、僕にとってはとても新鮮だったし、何かすっぽりと普通のサラリーマン生活に入り込んだ気がした。たとえば女性から見た男の所在など普通男にはわからないことをこの作者は女の目で書いてみせる。実生活からかなり女性と知り合わなければ表現できない内容だけに、にったりもし、また少々驚いてしまう。
たまにこういう小説もいいなあ。続編もあるから読んでみたい。
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