冒頭の事件が「モルグ街」で、と趣向が分かって来るミステリーファン泣かせの映画なんだが、どれもが少年時代に読んだ本なので、そのうちだんだんと(個人的に)つまらなくなってきた。
かと言ってポーファンならぞっこんいい映画というわけでもなさそうで、というのもジョン・キューザックが中年の域に達しており(かなり減量はしたみたいだが)女優陣も出演者が少ない割に平凡で、また演出も(言ったら失礼だが)月並みでその内睡魔に襲われることになってしまった。
いやはやこんな吾輩がこの映画を論じるなんて到底できないのだが、すべてにおいて中庸な出来だと思われました。この手の話をホラー手法で描かないなんて、ちょっとおとなし過ぎる気もしないではない。
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