鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

栖林神社と種子島家墓地

2008-07-14 | 史跡
種子島の西之表市役所の近くに、栖林(せいりん)神社があります。
この神社は、第19代島主種子島久基を祀る神社で、松寿院が建立しました。
久基は、前回紹介したように、日本で最初に甘藷を栽培させた人です。
このため、栖林神社は、からいもの神社とも呼ばれています。
(栖林は、久基の晩年の号)


栖林神社。


社殿の隣にある弓道場。

ここでは、毎年1月11日、鹿児島県指定文化財の「大的始式」が行なわれます。
第12代島主種子島忠時が、弓の指南役として招いた武田筑後守光長が、宮中行事「御的始式」を伝えたのが始まりとされています。
的にめがけて36本の矢を射り、満つれば欠けるの戒めにより、最後の1本は故意にはずします。


弓道場の隣には、種子島家の墓地があります。


これは女性島主だった松寿院の墓。
とりわけ立派な墓です。


右から3番目は、鉄砲伝来のときの島主、種子島時尭の墓。
種子島家の島主の中で最も有名ですが、意外に小さな墓です。
コメント (2)
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