鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

川辺ダム

2007-05-18 | 水辺の風景
川辺ダムは、川辺町の北にあるダムで、東シナ海に注ぐ万之瀬川の上流に築堤されています。


川辺ダムのダム湖。


下流から見たダム本体。
洪水調整や、鹿児島市への都市用水の供給を行うダムです。
案内看板によると、ダムの規模等は次のとおりです。

形式:重力式コンクリートダム
堤高:53.5m
堤頂長:147m
総貯水容量:292万m3

このダムにはもう一つのダムがあります。
左岸(写真では右)の地下に、幅65cm、延長310mのコンクリートの壁があるのです。
水を通しやすい層を遮断するための、見えない地下ダムです。
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マンゴー

2007-05-17 | 食べ物
マンゴーといえば、最近宮崎のマンゴーが話題になっています。
宮崎のセールスマン、東国原知事がテレビで宣伝しているからです。
鹿児島にもマンゴーの産地はあります。
奄美大島、屋久島、南薩地方、大隅地方(大崎町など)です。
ハウス栽培が多く、ネットを掛けて完熟させています。


宮崎のマンゴーは、1個1万5千円以上するものもあるそうですが、これはそんなに高いものではありません(我が家の食卓に、そんな高級なマンゴーが乗ることはない)。
せいぜい千円程度です。

果肉が柔らかく、ジューシーで、とても甘く、おいしかった・・・
と書こうとしたのですが、私がいない間に妻が食べて、残っていませんでした。
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桑木野の岩屋観音

2007-05-16 | 史跡

日置市東市来町養母の桑木野という集落に、岩屋観音があります。
岩屋観音とは、岩盤からなる洞窟に観音様を祀ってあるものです。
桑木野の県道沿いに「岩屋観音」というバス停があり、そこに案内板があります。
案内板に従って山道を250m、10分弱登っていくと岩屋観音に着きます。


到着すると、上がひさしのように張り出した垂直の岩盤の崖が見えます。
この左下に洞窟があり、ここに岩屋観音があります。


洞窟入口。
洞窟の奥からは泉が湧き出しています。


洞窟内部。
ここに、観音様、牛や馬の人形を安置しています。
説明看板がないのではっきりわかりませんが、牛馬の安産を願う場所だったのでしょうか。

この洞窟は、岩盤に断層などの弱層があり、ここが地下水の通り道となっていて、長い年月の間に地下水によって弱層が浸食され、洞窟になったものと推定されます。

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サクララン

2007-05-15 | 植物
種子島で変わった花を見つけました。
調べるとサクララン(桜蘭:ガガイモ科)という花です。
ツル植物で、人家のブロック塀の外側に垂れ下がって咲いていましたので植栽でしょうが、九州南部より南に自生しているそうです。


ランの名前が付いており、葉は肉厚でランのようですがランの仲間ではありません。
花は、陶器のような質感の白い5枚の花びらが広がり、中心に星型の赤い部分があります。
これらの花が集まり、全体が手毬のように丸くなって美しい姿をした花です。
(撮影日:5月12日)
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センダンの花

2007-05-14 | 植物
今の時期、センダンの花が満開に咲いています。
センダン(栴檀)はセンダン科の落葉高木で、山に自生していますが、成長が早いため学校や公園にもよく植えられています。
私の出た小学校にもセンダンの大木がありました。


大きなセンダンの木の、枝先いっぱいに小さな花をつけています。


大木が多く、花のアップを撮ることが難しいです。
花は、5枚の白い花びらと、その中心に赤紫色の雄しべが筒状になっています。
このため遠くから見ると薄い紫色の花のようです。

「センダンは双葉より香し」ということわざがありますが、ここで言うセンダンとはビャクダン(白檀)のことだそうです。
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ウィンドサーフィン

2007-05-13 | 水辺の風景
連休が終わったと思ったら、25度以上の夏日が続き初夏の陽気です。
ここは鹿児島市磯の沖合いです。左に磯庭園(仙巌園)があります。
磯の海岸は海水浴場となっており、夏には多くの海水浴客でにぎわいます。
また水上スキーなどのマリンスポーツでにぎわうところです。

このときはウィンドサーフィンをやっていました。
桜島をバックに、スイスイとみずすましのようにすべるウィンドサーフィンはさぞ爽快なことでしょう。

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マロニエの花

2007-05-12 | 植物
マロニエといえばパリ。
カフェ、シャンソンなどという言葉も連想されます。
そのマロニエの花が鹿児島に咲いているというので見に行ってきました。
もちろん自然のものではなく、植栽(街路樹)です。
場所は鹿児島市草牟田の市道で、国道3号線から鹿児島女子高に行く道です。
通称マロニエ通りと呼ばれています。


このマロニエは、1984年に40本植えられたそうです。
マロニエは地中海原産の木で、和名セイヨウトチノキ(西洋栃の木)。
これはベニバナマロニエといってピンクの花を咲かせています。


花のアップ。
4枚の花びらを持つ小さな花が枝先に房状に付いています。

マロニエの木陰におしゃれなカフェがあったかというと・・・・
ありませんでした。
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城跡のアコウ

2007-05-10 | 巨樹・古木
種子島の西之表にある榕城小学校は、種子島氏の居城の跡です。


右が榕城小学校、左が榕城中学校。
狭い小路や石垣に、昔の城下の面影を残しています。

1624年、第17代島主種子島忠時が、現在の榕城中学校から榕城小学校に城を移し、1869(明治2)年の版籍奉還まで約250年間、居城として使われていました。
城にはアコウの木がうっそうと茂っており、このため赤尾木城(あかおぎじょう)と呼ばれていました。
榕城小学校の榕はアコウのことです。


当時のアコウが、校庭の隅に1本だけ残っています。
案内看板によると、樹高15m、枝張り20m、幹回り5m、樹齢400年以上です。
城の歴史や榕城小学校の子供の成長を見守ってきたことでしょう、。
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喜志鹿崎

2007-05-09 | 風景
昨日、種子島の南端門倉岬を紹介しましたので、今日は北端を紹介します。
種子島の北端は喜志鹿崎(きしがさき)と言います。



喜志鹿崎。
海は、大隅半島と種子島の間にある大隅海峡です。
視界が良いと、この向こうに大隅半島が見えますが、このときは見えませんでした。
大隅半島までの最短距離は約33kmです。


ここに喜志鹿崎灯台があります。灯台まで車で行けます。
写真のように四角い灯台です。
前の写真は灯台の庭から写したものです。

灯台の諸元は次のとおりです。
建設年:昭和38年
高さ(地上~頂部):13.1m
高さ(海面~灯火):68.5m
光達距離:約40km
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門倉岬

2007-05-08 | 風景
種子島の最南端は、鉄砲伝来で有名な門倉岬です。
種子島宇宙センターと共に、種子島を代表する観光地になっています。


門倉岬
この向こうにトカラ列島、奄美大島、沖縄が続いている。


北東に目を転ずるとこの風景が見えます。
右端の岬の向こうに種子島宇宙センターがあります。

天文12(1543)年8月25日、この海岸にポルトガル人の乗った明国の船が漂着しました。
彼らが所有していた鉄砲2丁を、若き島主種子島時尭が2000両で買い取り、刀鍛冶の矢板金兵衛に鉄砲の製作を命じます。
金兵衛は苦心の末鉄砲を完成させました。
ネジの製法を教えてもらう引き換えに、娘の若狭をポルトガル人に嫁がせたという伝説が残っています。

時代の先端であった鉄砲、その伝来地から見えるところに現代科学の先端、宇宙センターがある、これも何かの因縁でしょうか。


鉄砲伝来紀功碑


岬にある御崎神社
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