鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

鹿児島市中央公民館

2008-07-04 | 史跡
鹿児島の歴史的建造物を紹介します。


鹿児島市山下町(中央公園の隣)にある、鹿児島市中央公民館です。
構造:鉄筋コンクリート造3階建て、地下1階
設計:片岡安
国登録有形文化財に指定されています。

この建物は、裕仁親王殿下(昭和天皇)のご成婚を記念して、昭和2年10月に竣工し、鹿児島市公会堂として使用されてきました。
当時、九州一の公会堂でした。
昭和20年6月の鹿児島大空襲により、外部遺構を残して焼失しました。
その後、改修工事が行われ、昭和24年から現在に至るまで、鹿児島市中央公民館として利用されています。


荘厳な雰囲気の入口アーチ部。


庭に対のソテツがあります。
これは向かって左のソテツ。
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ヤドカリ

2008-07-03 | 生きもの
奄美大島の、あやまる岬に行ったときです。
展望台の近くに、熟したアダンの実が落ちており、その周りになにやらごそごそと動くものがいます。
見ると、ヤドカリです。


いろいろな貝殻を背負ったヤドカリが、アダンの実を食べていました。
アダンの実は食べられません、と書きましたが、ヤドカリは食べるんですね。
ここは、海岸から100m位離れた陸上です。
陸上に生息する、オカヤドカリというのがいるそうですから、それかもしれません。

ヤドカリは、エビやカニの仲間らしいですが、どこまで共通なんでしょう。
調べてみました。
ヤドカリ
 節足動物  門
 軟甲     綱
 十脚(エビ) 目
 ヤドカリ   上科

一方、エビは
 節足動物  門
 軟甲     綱
 十脚(エビ) 目

「目」までが共通の生物なんですね(このあと、科、属、種と続く)。


たまに磯遊びに行き、ミナ(貝)採りをしますが、よく見て採ったつもりでも、必ずヤドカリが混じっています。
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アダンの実他

2008-07-02 | 植物
奄美大島で見かけた植物の続きです。


アダン(阿檀、タコノキ科)

実が赤く熟れていました。
パイナップルに似ており、おいしそうですが、食べられません。
アダンの実は、田中一村がよく描いた植物です。


ソテツ(蘇鉄) ソテツ科
ソテツは雌雄別で、これは雄花です。


ちなみに、別のとき撮影したものですが、これは雌花で、赤い実がなっています。


ノボタン(野牡丹) ノボタン科

道路脇に咲いていました。
牡丹を小さくしたような花です。
これより小さな、ヒメノボタン(姫野牡丹)という花もあります。


ゴールデンシャワーツリー(マメ科)

鮮やかな黄色の花が垂れ下がっているのを、金のシャワーに見立てたのでしょう。
蔓ではなく、木本です。
人家の庭先や道路脇で見かけましたが、植栽でしょう。
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ハマオモト他

2008-07-01 | 植物
奄美大島で見かけた花です。


ハマオモト(浜万年青) ヒガンバナ科

葉が厚く、オモトに似ているのでこの名があります。
花は細長く、ヒガンバナのようです。
別名、ハマユウ(浜木綿)といい、こちらの方がなじみのある名前です。


ハマゴウ(浜ごう)(ごうは木の右に考)  クマヅラ科

海岸の砂地を這って生えている落葉小低木です。
線香の原料になったり、実は薬用になるそうです。


グンバイヒルガオ(軍配昼顔) ヒルガオ科

葉が、行司の軍配に似ているので、この名がついています。


クサトベラ(草とべら) クサトベラ科

草の名が付いていますが、常緑低木です。
葉はトベラに似ていますが、花が違います。
花は、円形に付いておらず、片側に5枚の花弁が付いています。

今回の花は、いずれも海岸で見られたものです。
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