志の輔落語 in ACT』に行ってきました。今年の観劇は志の輔さんから始まったのですよ。志の輔さんの落語、2回目です。
結論から言えば、面白かった~~の一言。気がつくと笑ってる自分がいるんです。それも大笑い!!手まで叩いて、ちょっとおばさんにもなってる。年齢的にはおばさんですが・・・認めたくない(笑)
『バールのようなもの』は、物知りなご隠居さんとのやりとり。
「・・・・のようなものってどんなもの?」って言う面白さなのだけど、日本語って実に面白いって思ったわ。「バールのようなもの」って言われると、バールじゃないかもしれないって感じるけど、「妾のようなもの」って言われたら、それ以外ないでしょって肯定に聞こえるよね。日本語って不思議。
『高瀬舟』は森鴎外の高瀬舟の語り。不思議な世界。セットも何もないけど、その情景が浮かんでくる。静かな語りでした。
こういう場所(ACTホール)に来ると、何か出来ないかとつい思ってしまい、今回この高瀬舟の語りを入れたそうです。森鴎外さんに何も言わず、使わせてもらいましたって。
何より驚いたのが、何をするか考えていて本を手にして何度か読んでいたら覚えちゃったので・・・・みたいな事を軽く言われたんですよね。なんか・・・すごいよね。
『徂徠豆腐』この話、好きです。荻生徂徠(おぎゅうそらい)、江戸元禄時代の儒学者、のちに赤穂浪士処断の時に献言した人なんだけど、その人とお豆腐やさんの人情噺。なんだろうな~~~こういう話、ちょっと泣けてくる。人との関わりの温かさが伝わってくるんだよね。きっと・・・。
忠臣蔵の話もあり、とっても興味深かったです。
ACTホールが満席、立ち見も出てました。すごいね~~。今後も志の輔さんの落語には行く予定なので、ますます楽しみです。