歌舞伎俳優、中村勘三郎さんがお亡くなりになりました。
5日朝のニュース速報に驚きました。誰もがそうだったと思います。
だって、必ず戻ってきてくれると思って疑っていませんでしたから・・・・・。
私にとっての勘三郎さんは、歌舞伎の楽しさを教えてくれた人、歌舞伎だけでなく舞台の楽しさなのかもしれないけど・・・。
舞台や、テレビで拝見するだけ、一方的にこちらが知っているだけの人ですが、一人のファンとして今回の事はかなりのショックでありました。
歌舞伎はもちろん現代劇でも楽しませてくてた勘三郎さん。
森光子さんと共演した『寝坊の豆腐屋』。とても観づらい席からの観劇だったけど、ラストシーンはジーンとしたことを覚えています。
藤山直美さん、大竹しのぶさんとの舞台も楽しかった。汗をいっぱいかきながら、舞台を動きまわる勘三郎さんを観ることがもうできないのですね・・・。
歌舞伎を敷居の高い、難しい演目というイメージから、親しみのある楽しい演目に変えてくれた人。コクーン歌舞伎、平成中村座は楽しみにしている舞台の一つでした。
舞台上でのアドリブも楽しくて、それは楽しそうにセリフを語っていました。人を楽しませることが大好きで、サプライズで驚かせることが多かったと聞いています。
私にとっての勘三郎さん最後の舞台は2010年のコクーン歌舞伎『佐倉義民伝』。
ラップを取り入れたことも印象深く、とっても感動したことを覚えています。
来年の歌舞伎座、杮落としの舞台で勘三郎さんの姿観たかったな~~悲しいし悔しいし・・・
何の縁もない、遠いところにいるファンだって、こんな風に思うのだから、ご家族の悔しさ悲しさは、はかり知れない・・・・ご冥福をお祈りします。